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【向日葵子】ひまわりの種/サンフラワーシードの栄養・効果

ひまわりの種/サンフラワーシードイメージ
  1. ひまわりの種とは
    1. ひまわりの種の歴史
  2. こんな方にオススメ
  3. ひまわりの種の栄養・効果
    1. カボチャ・スイカ種子と比較
    2. 調理ポイント・注意点
  4. ひまわりの種の食べ方
  5. ひまわりの種の活用・民間療法

ひまわりの種/サンフラワーシードとは

太陽に似た外見を持つ、夏の花としてお馴染みのヒマワリ。大きくハッキリとした黄色・太陽に向かって咲くことから元気が出る花・明るい花という印象もあり、庭や学校など観賞用としても人気の植物ですね。日本語では日輪草(ニチリンソウ)などと呼ばれることもありますし、英語ではズバリSunflower、その他世界各国で「太陽」と関連する名前が付けられているそうで、ここまで万国共通で同じニュアンスの命名がされている花は珍しいのだそう。

お花としては日本でも安定の人気を誇るヒマワリですが、食用利用と言うと種子から採油された「ヒマワリ油」がほとんどで、ひまわりの種そのものというとリスやハムスターが持っている・ペットの餌というイメージの強い存在です。しかしカボチャの種と同様に栄養価が豊富であること、近年の低糖質ダイエットや、アメリカでブームになったパレオダイエット(原始人ダイエット)などの影響から日本でも食材として注目されるようになっています。

アメリカではアスリートが補助食として取り入れているそうですし、欧米各国で野球やサッカーなどスポーツ観戦に欠かせない存在としても親しまれています。日本で言う枝豆のような感覚でしょうか。ロシアやトルコ、日本に近い中国や韓国などでもヒマワリの種はおやつとして親しまれている存在です。また漢方においても種子の中の仁は「向日葵子(コウジツキシ)」、種子の殻は「向日葵殻(コウジツキカク)」という名前で生薬として利用されていますし、中国では花・葉・茎・根もそれぞれ薬用として利用されているそうです。

余談ですがヒマワリは漢字で書くと「向日葵」となり、音読みしてヒュウガアオイとも言われますが、植物分類上はキク科ヒマワリ属となり、アオイとは離れた植物です。キク科植物にアレルギーがある方は触ったり食べたりする際に注意したほうが良いでしょう。

ひまわりの種/サンフラワーシードの歴史

ヒマワリの原産地は北アメリカ大陸西部とされ、紀元前から北アメリカのネイティブアメリカンによって食用作物として栽培されていたと考えられています。紀元前3000年頃には既にヒマワリを栽培していた形跡が発見されており、作物としてはトウモロコシよりも歴史が古いとする説もあります。
ヒマワリの種はスナック菓子のようにそのまま食べるほか、種子を砕いて粉末焼にしたものをパンやお粥のようにする、肉や野菜と混ぜるなど各部族によって様々な調理法があったようです。食用以外にも種子油を化粧品として用いたり、花は織物の染色やボディペイントの染料として、茎は家の建材としてなど余すところ無く活用されていたようです。インカ帝国においてもヒマワリは「太陽の花」として尊ばれいたようです。

コロンブスのアメリカ大陸到達後、1569年にはスペインの医師ニコラス・モナルデスが『新大陸の植物誌』でヒマワリを紹介し、スペインなど西ヨーロッパでは観賞用・薬用・採油用として栽培されるようになります。17世紀にはロシアなどにも伝えられ、日本にも中国を経由して17世紀のうちにヒマワリが伝播しています。伝来当初は当時は「丈菊(じょうぎく)」と呼ばれていたそうですが、1700年前後には太陽の移動につれて花の向きが回る花=ひまわりと呼ばれるようになります。ちなみに向日葵という表記は漢名の「向日葵(コウジツキ)」をそのまま使っています。

ヨーロッパでは食用として利用されていなかったヒマワリですが、ロシアでは採油用と食用の2つに識別され、より食用に適すように品種改良も行われていきます。19世紀後期には改良種がアメリカへと持ち込まれるようになり、1800年代後半には草丈2~3m以上と大型で大粒で殻の薄い種子が付く“ロシアンマンモス”もアメリカで農作物として栽培が行われるようになります。ヒマワリの原産地とも言えるアメリカですが、作物として栽培されているものはロシアで品種改良された品種系統のものが多いそうです。

ひまわりの種/サンフラワーシードはこんな方にオススメ

  • 手軽な栄養補給源として
  • ミネラル不足が気になる方
  • 疲労回復・体力アップに
  • 老化・生活習慣病予防
  • 貧血の予防・改善
  • 妊娠中・授乳中の栄養補給
  • ストレスが多いと感じる
  • イライラや落ち込みなどに
  • むくみ・便秘対策に
  • ダイエットサポート
  • 冷え性・血行不良の緩和
  • 美肌維持・アンチエイジングに
  • ストレス性の肌荒れ・ニキビに
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ひまわりの種/サンフラワーシードの主な栄養・効果

※栄養成分の含有量は日本食品標準成分表“種実類/ひまわり/フライ、味付け”の数値を記載させていただいております。加工法や調味料の有無などで差異が生じると考えられます。

【疲労回復・体力増強】

ヒマワリの種にはカリウム・マグネシウム・鉄・亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。ミネラルの必要性としては骨を丈夫にするカルシウムや血液を作る鉄分などがよく知られていますが、その他に酵素の働きを助ける「補酵素」として消化・吸収・老廃物排出・エネルギー産生、タンパク質や神経伝達物質の合成、免疫活動などのあらゆる生命活動に関係している存在でもあります。

そのためミネラルを不足なく摂取することで栄養吸収から代謝までを円滑に行えるようになり、疲労の回復を助けたり、基礎体力を増やす働きがあると考えられています。また脂質が多いためエネルギー源としても役立ちます。またヒマワリの種はカルシウムが100g中に81mgとシード・ナッツ類の中でも比較的多く含まれ、ミネラルのバランスが良いという特徴があります。味自体もクセがなく微かに甘味があるので食べやすいため、育ち盛りのお子様の栄養・ミネラル補給源としても優れた存在と言えるでしょう。

【老化防止・生活習慣病予防】

ひまわりの種はビタミンE(α-トコフェロール)を100gあたり12mgと豊富に含んでいます。ビタミンEは抗酸化作用を持つビタミンで、活性酸素による細胞のダメージを抑えたり、血管壁に付着して血流を妨げる過酸化脂質の生成を抑制する働きがあります。また脂質もリノール酸やオレイン酸など血中コレステロール値低下に役立つ不飽和脂肪酸が主体ですから、相乗して血液を綺麗にする・血管をしなやかに保つ働きが期待できるでしょう。ビタミンEは脂溶性ビタミンですので良質の脂質が多いヒマワリの種から摂取することで吸収・利用効率が向上し、酸化による老化防止にも役立ちます。

ヒマワリの種は抗酸化ミネラルと呼ばれる亜鉛・マンガン・セレンなども豊富に含んでいますし、マグネシウムやカリウムなど高血圧予防に役立つミネラルも摂取することが出来ます。不飽和脂肪酸やビタミン・ミネラル類の働きが複合することで、高血圧・高脂血症・動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞)などの生活習慣予防にも有効と考えられています。

【貧血予防・妊娠中の栄養補給に】

ヒマワリの種は100gあたりに鉄分を3.6mgと比較的多く含んでいます。不足しやすい鉄分を補い鉄欠乏性貧血の予防・緩和に役立つと言えるでしょう。鉄分と同じく女性に不足しやすい成分で、丈夫な赤血球膜の生成に必要とされる亜鉛も100gあたり7.7mgと豊富に含まれています。

鉄分の含有量としてはカボチャの種(パンプキンシード)の方が豊富ですが、フィトエストロゲンを含むカボチャの種に対してヒマワリの種はホルモン様物質を含んでいないため、妊娠中や授乳中などデリケートな状態時においてより安全性が高いと考えられます。意識的に摂りたい葉酸もヒマワリの種は100g中280μgとシード類の中でも圧倒的に多く含んでいますし、カルシウムなどの含有も多いので妊娠中・授乳中の栄養補給として役立つ存在と言えるでしょう。

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