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【落花生】ピーナッツの効果

ピーナッツイメージ

  1. ピーナッツとは
    1. ピーナッツの歴史
  2. ピーナッツの効能・効果
    1. 調理ポイント・注意点
  3. こんなお悩みにオススメ
  4. 効果をアップを狙える食べ合わせ
  5. 活用・民間療法

落花生/ピーナッツとは

バタピーをはじめとしたおつまみやチョコレート菓子、ピーナッツバターなど、日本でもお馴染みの落花生。ピーナッツという呼称も定着しており実質同じものを指しますが、日本では殻付きのものは落花生、炒ったものはピーナッツと呼び分けることが多いとされています。沖縄の方言「ジーマーミ」もよく知られているほか、唐人豆や異人豆などと呼ぶ地域もあるようです。

ピーナッツという名前からナッツの仲間という認識があるためか、ピーナッツも木になっていると思っている方もいるようですが、落花生は地中に実ります。と言っても塊茎野菜のように初めから地中に実るわけではなく、落花生の花が受粉・受精したのち子房柄とよばれる蔦が下に伸びて土に刺さり、土の中に入ってから膨らんで殻付きの実が形成されます。花が落ちるようにして地中に実を生むこの性質が「落花生」という和名の由来です。

日本では生産第1位の千葉県と茨城県の2県で全国生産量のほとんどの国内生産量を占めていると言われています。沖縄の「ジーマーミ豆腐(ピーナッツ豆腐)」や千葉県の「味噌ピー(ピーナッツの味噌炒め)」など地域色の強い料理方法があるほか、北海道・東北・千葉県などの一部地域では節分の豆まきに大豆ではなく落花生をまく地域もあるなど、日本全国で親しまれている食材の1つと言えるでしょう。

ピーナッツというと「鼻血が出る」「ニキビが出る」「太る」などマイナスイメージを持たれがちですが、これらは迷信・誤解がほとんど。近年は脂質よりも糖質が肥満の原因になりやすいとする説が主流ですし、ピーナッツは食べ過ぎたりしなければダイエットに役立つ・美肌効果のある食材であることが認知されはじめ、健康食としても見直されています。

落花生/ピーナッツの歴史

ピーナッツは南アメリカ大陸が原産のマメ科植物です。古いものでは紀元前2500年前の遺跡からも落花生の殻が出土しており、インカ帝国の前文明とされるモチェ文化のお墓(紀元前850年頃)の副葬品としても発見されています。紀元前6世紀までには北アメリカ(メキシコ辺り)にも伝えられ、紀元前の時点で栽培も行われていました。重要な食料であると同時に薬用ともされていたようです。

16世紀頃になるとアメリカ大陸を訪れた船乗り達によってヨーロッパ・アフリカにも伝播します。当時ヨーロッパではマメなのに土の中で実るということが奇異に見えたこと、気候が適さないことから栽培は行われなかったそう。エンドウ豆を表す”pea”と木の実”nuts”を合体させた「peanuts」という名前を付けたことからも、不思議な存在であったことがうかがえますね。
18世紀頃まで北アメリカではピーナッツは家畜の餌・奴隷用の食料と考えられていたそうです。しかし南北戦争で食糧難となった際に白人もピーナッツを食べ始めるようになり、その後はピーナッツの需要が急増そ19世紀以降に産業的栽培が広く行われるようになります。19世紀後半~20世紀になるとピーナッツバター・オイル・菓子など加工品も広く普及していきます。

日本へ落花生(ピーナッツ)が伝播したのは1706年とされていますが、定着はしませんでした。ただし沖縄県ではそれ以前に伝わっており、栽培も行われていたと考えられています。江戸時代には「ナンキンマメ(南京豆)」の記述があり、栽培が行われていたとする説もありますがはっきりしていません。

確認できる記録としての日本初の落花生栽培は明治4年、神奈川県の寺坂氏が横浜から種子を取り寄せ独自に試作したことに始まります。明治7年になると政府がアメリカから種子を取り寄せ、各地への配布・栽培推奨も行わます。現在の主要生産地である千葉県では明治9年に牧野氏が試作を行ったとされています。明治11年からは千葉県が栽培を推奨し収穫物買い上げるようになり、明治半ばにかけ生産が拡大していったそうです。

落花生/ピーナッツの主な栄養・効果

【抗酸化(老化防止)】

ピーナツの薄皮(渋皮)にはポリフェノールの一種で、サプリメントとしても最近人気のある注目成分「レスベラトロール」が含まれています。レスベラトロールは若返りの成分と呼ばれるほど強い抗酸化作用が認められています。長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を活性化することで、染色体の端にある「テロメア」と呼ばれる細胞分裂の度に短くなる部分を保護し、細胞を若々しく保つことで寿命を伸ばせるとする説もあります。

また、ピーナッツには抗酸化作用があり、若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンEも含まれています。ビタミンE含有量は100g辺り10.1mgアーモンド(31mg)には敵いませんが、実はクルミやピスタチオは含有量が1mg台ですからナッツ類では豊富な部類に入ります。レスベラトロールとの相乗効果も期待できますから「抗酸化」に適したナッツと言えるでしょう。

レスベラトロールは剥いてしまうことも多い渋皮部分に含まれていますし、ビタミンEの含有率も渋皮の方が高いです。「ピーナッツ」として売られているものは渋皮がついていないものもありますので、「渋皮付き」を購入時の基準にすると良いかもしれません。

【生活習慣病予防】

ピーナッツにはオリーブオイルなどで知られている「オレイン酸」が多く含まれています。オレイン酸は善玉コレステロールを下げずに悪玉コレステロールだけを低下させる働きがあり、動脈硬化、高血圧、心疾患予防に役立ちます。また強い抗酸化作用を持つレスベラトロールも悪玉コレステロールや過酸化脂質を抑制する効果が期待されていますから、ピーナッツは生活習慣病予防にも役立つ食材と言えるでしょう。

そのほかレスベラトロールは肝臓の脂肪分解促進作用が報告されており、脂肪肝予防にも効果が期待されています。ピーナッツは二日酔いの原因となるアセトアルデヒド分解に関わるナイアシン(ビタミンB3)も多く含んでおり、肝臓の負担軽減にも役立ちますので、お酒をよく飲まれる方にもオススメです。

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【肥満予防・ダイエットに】

ピーナッツに含まれるオレイン酸はブドウ糖の吸収抑制・新陳代謝向上効果なども期待できることから太りにくい油とも言われているほか、腸内で潤滑油として働き、便の移動・排泄をスムーズにする働きもあります。便通を整えることで腸内環境が整い、代謝向上効果(低下していた代謝が正常になる)も期待出来ます。また渋皮に含まれているレスベラトロールには脂肪蓄積予防効果が報告されています。

ピーナッツというと脂質が多く太りそう…というイメージを持っている方もいらっしゃるかと思いますが、近年は脂質ではなく糖質の摂取過多が肥満の原因とする説が有力です。ピーナッツは低GIで、かつオレイン酸やレスベラトロールの働きで脂肪蓄積抑制・代謝向上効果が期待できますから「ピーナッツ=太る」という考え方は廃れつつあると言っても過言ではないでしょう。

…とは言っても高カロリー・高脂質食品ですから過剰摂取には注意が必要。1日のピーナッツ摂取量は30粒までが好ましいとされており、適量であれば肥満予防やダイエットをサポートする食材として有効と考えられています。

【記憶力アップ・精神安定】

ピーナッツは記憶力や認知力の保持・向上に関わるアセチルコリンという神経伝達物質の材料になるコリンレシチンという成分を含んでいます。ピーナッツの摂取によってアセチルコリンの生成を促し、記憶力や学習能力を高めることが期待できるという実験報告もされています。

レシチンにはビタミンB郡の長所を取り込んで、ストレスやイライラを解消する働きもあります。試験や研修など、ストレス状態の中で様々なことを覚えなければいけない場面でのおやつや夜食にもピーナッツは適しています。

【血行不良・冷え性に】

ピーナッツにはヘモグロビンの原料となる鉄分、赤血球の丈夫さに関わる亜鉛などミネラルが豊富なため貧血の予防・改善に役立ちます。またピーナッツに含まれているアミノ酸のアルギニンとチロキシンという成分にも血行を促進してくれる働きがあります。ビタミンEにも末梢血管を拡張して血流を促す働きがありますから、相乗して血行不良の改善効果が期待できるでしょう。

血行促進効果は冷え性の改善に改善につながりますし、血行不良や冷えに起因する肩こり・腰痛・めまい・むくみ・体のだるさや倦怠感など様々な不調の緩和にも役立ちます。

【女性特有の不調に】

ピーナッツの渋皮に含まれるレスベラトールは優れた抗酸化作用があるだけではなく、大豆イソフラボンなどと同じく、女性ホルモン(エストロゲン)として働くと考えられています。エストロゲン様作用から男女問わず更年期障害の予防や緩和効果が期待され、サプリメントなどにも配合しています。

レスベラトロールのエストロゲン様作用だけでも女性ホルモンバランスの乱れに起因する様々な不調改善効果が期待できますが、ピーナッツは抗酸化成分による血液サラサラ効果、アルギニンなどのアミノ酸やビタミンEによる血行促進(冷え改善)、ストレス緩和、貧血改善なども期待できます。そのため複合的に生理痛・生理不順・月経前症候群(PMS)・更年期障害などの緩和にも役立つと考えられています。

【美肌作りに】

レスベラトロールは抗酸化作用のほかメラニン色素生成抑制(チロシナーゼ活性阻害)作用があり、シミ予防に有効とされています。また美肌成分であるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンを壊す酵素の働きを阻害する働きがあることも報告されており、肌のハリや艶を守ってくれると考えられています。エストロゲン様作用から生理前の肌トラブル予防などにも効果が期待出来ます。

ピーナッツには血行を整える成分が多く含まれていますから、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を向上させ、クマやくすみ、角質のゴワつき、乾燥予防に繋がると考えられます。オレイン酸も肌を柔らかくして乾燥や小じわを予防・改善する働きがありますから、相乗して若々しく美しい肌を守ってくれるでしょう。

落花生/ピーナッツ調理ポイント・注意

煎り落花生(ピーナッツ)と塩茹で落花生の栄養価はほどんど変わりないとされています。

「ピーナッツを食べるとニキビが出る」と思われがちですが、アレルギーがない限り適正量の摂取はニキビに直結しないと言われています。もちろん食べ過ぎ(脂質摂取過剰)はた場合には皮脂分泌が増えてニキビになりますし、胃腸に負担もかかるので肌荒れの原因となることもありますから、バターピーナッツなどは油や調味料が加えられたものは控え、食べ過ぎに注意するようにしましょう。

落花生/ピーナッツが効果を発揮する「お悩み」

  • 老化防止(アンチエイジング)
  • 美肌作り
  • 冷え性の改善
  • 記憶力や集中力を高める
  • 女性の不調を改善する
    (更年期障害・生理不順・PMSなど)
  • ストレス・イライラ対策
  • 生活習慣病・認知症の予防

効果アップが期待出来るピーナッツの食べ合わせ

  • ピーナッツ+チーズ・レバー・海苔・抹茶
    ⇒脂肪燃焼効果・冷え性改善(血行促進)
  • ピーナッツ+パパイア・レモン・パセリ・ピーマン
    ⇒老化防止・冷え性改善(血行促進)
  • ピーナッツ+菜の花・小松菜・モロヘイヤ
    ⇒美肌効果
  • ピーナッツ+レモン・酢・牡蠣・牛肉
    ⇒美髪・抜け毛予防・新陳代謝向上
  • ピーナッツ+大豆・きくらげ・しめじ・ニンニク
    ⇒血液サラサラ効果

ピーナッツ活用方法・民間療法

ピーナッツを酢に漬け込んだものを朝夕に食べると高血圧改善効果が得られる。

落花生の殻を細く砕き、薄い紙に包んで置いておくとシックハウス症候群の原因になる「ホルムアルデヒド」を吸着してくれる。

ナッツ・シード類

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投稿日:2014/08/29 (更新)
by SlowBeauty

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