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【青豌豆】実エンドウ/グリーンピースの効果

グリーンピースイメージ
  1. グリーンピースとは
    1. グリーンピースの歴史
  2. グリーンピースの効能・効果
    1. 調理ポイント・注意点
  3. こんなお悩みにオススメ
  4. 効果をアップを狙える食べ合わせ
  5. グリーンピース活用・民間療法

グリーンピースとは

グリーンピースはマメ科エンドウ属、いわゆる“エンドウ豆”を未熟な状態のうちに食用としたもののことです。グリーンピースとして食べられるものは青実用エンドウやアオエンドウ(青豌豆)と呼ばれ、完熟したアオエンドウを甘く煮るたものは鶯色(黄緑色)でお馴染みの「うぐいす豆」になります。ちなみに豆大福やみつまめに使われているエンドウ豆は子実の色が違うためアカエンドウ(赤豌豆)と呼ばれています。

えんどう豆はさやの硬さで硬莢種(こうきょうしゅ)と軟莢種(なんきょうしゅ)に大きく分かれます。硬莢種は主に完熟した豆を乾燥して利用する「えんどう(えんどう豆)」、グリーンピースやうすいえんどうなど未成熟な実を食用とする「実えんどう」に分かれます。軟莢種は文字通りさやが柔らかいため早取りしてさやごと食用とすることができ、サヤエンドウ(絹さや)やスナップエンドウなどがこちらに該当します。
また近年は中華料理の高級食材として用いられていたエンドウの若菜「豆苗(とうみょう)」も、一般的な緑色葉物野菜よりも栄養豊富なスプラウトの一種として注目を集めています。

グリーンピースは緑黄色野菜に分類されており、大豆でいうところの枝豆のような存在です。しかし人気食材の枝豆と異なり、グリーンピースというと独特の青臭さから“子供が嫌いな野菜”のトップの方に登場しますし、大人でも苦手という方が多いと言われています。豆ブームでいろいろな豆がもてはやされた時期もスルーされていたちょっと可哀想な存在ですが、ビタミンB群や食物繊維、β-カロテンは枝豆以上に豊富なことから近年はダイエット食・美容食として徐々に取り入れられ始めています。

グリーンピースの歴史

●えんどう豆の歴史

えんどう豆は人類との関わりが古い豆類の一つで、「世界最古の豆」とも呼ばれています。原産地は中央アジアから中近東・地中海沿岸にかけての地域と考えられています。紀元前7000~6000千年頃には大麦・小麦と共に利用されていたことが認められています。メソポタミアから古代エジプトやギリシアへと伝えられていきます。紀元前1300年頃のツタンカーメン王の墓からも金などの副葬品と共にエンドウ豆が発見されていますし、古代ギリシャ・ローマ時代には栽培も行われるようになります。

また西だけではなく東ユーラシアへも伝えられ、インドを経由して中国には5~6世紀頃に到達したと考えられています。日本にも8~10世紀頃に遣唐使が中国から持ち帰ったことで伝えられました。平安時代の『倭名類聚抄』に記述されている「乃良未女(のらまめ)」というのが当時のえんどう豆の和名で、室町時代になると呼び名は「園豆(えんとう)」に変化し、安土・桃山時代になると「豌豆(えんどう)」という名前に統一されていったそうです。

●グリーンピースの歴史

13世紀頃にフランスでエンドウ豆の若い莢が食べられはじめ、これが未成熟エンドウを食用するきっかけになったと考えられています。15世紀には青く未熟な状態で食べる“ガーデンピー”が登場すると上流階級で人気を博します。美食家と言われるルイ14世もこれを好み、食べ過ぎた結果消化不良を起こしたのだとか。18世紀末になると園芸家兼植物学者のトマス・ナイトがシワの入った糖分の多い品種群「マローファット」を作り出し、グリーンピースの品種が確立されます。

日本でも江戸時代には若さやを食べる方法が広まった=サヤエンドウを食用とするようになったと言われています。しかし当時は収穫初期にサヤエンドウを食べ、次に未成熟の豆(グリーンピース)を食べ、完熟した豆は乾燥する、と1つの品種で全ての食べ方をしていたようです。
明治時代になると欧米から品種改良が進んだ様々なエンドウが導入され、明治後半からヨーロッパへの輸出用として北海道を中心に大規模な栽培が行われるようになります。またこの頃にサヤエンドウ用・グリーンピース用・乾燥豆用と品種が分化されていきます。

グリーンピースの主な栄養・効果

グリーンピースの主成分はたんぱく質と糖質で、ビタミンB群・ビタミンCやβカロテン、カリウムやマグネシウムなどのミネラル、食物繊維を含みます。

【疲労回復・栄養補給に】

グリーンピースはシスチン、リジン、アルギニン、アスパラギン酸などのアミノ酸を豊富に含みます。リジンは集中力や記憶力アップに、アルギニンは成長ホルモンの合成に関与し心身の強壮に、アスパラギン酸は疲労回復などに役立つと言われています。たんぱく質(アミノ酸)とビタミンのバランスが良いことから滋養強壮に有効な食材とされていますし、育ち盛りのお子様の栄養源としても適した食材です。

また鉄分が100gあたり1.7mgと野菜類の中ではトップクラス、大豆など豆類と同レベルの含有量を含んでいますから肉類・動物性食品を控えている方の鉄分補給や貧血気味の女性にも嬉しい食品と言えるでしょう。鉄分不足による慢性疲労感などの緩和にも効果が期待できるでしょう。タンパク質や鉄分補給に適していると言われる豆類よりもグリーンピースは100g93kcalとカロリーが低いのも嬉しいポイントです。

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【便秘予防・改善に】

グリーンピースで注目したいのは野菜の中でトップクラスの含有量がある食物繊維。生100gあたりの食物繊維総量は7.7gとゴボウやゆり根を上回る含有量を誇り、ひと握りのグリーンピースではサラダ大盛り1杯と食物繊維料に相当するとも言われています。

グリーンピースの食物繊維の大半は不溶性食物繊維で、腸の水分を吸収して腸内で膨らみ、腸壁を刺激することで蠕動運動を促進する働きがあります。また老廃物・有害物質を絡め取って排泄させる働きがありデトックスにも役立つと考えられています。不溶性食物繊維が多いため食べすぎは腹痛や下痢などを起こす可能性がありますが、適量の摂取であれば便秘の予防・改善に高い効果が期待できるでしょう。

【ダイエットサポートに】

グリーンピースに含まれる豊富な食物繊維は腸に溜まっている老廃物の排泄促を促し、便通をよくすることで腸内フローラを整えることにも貢献してくれます。また噛みごたえがあることや腸内で膨らむことため満腹感の維持や食べ過ぎ防止繋がりますし、糖の吸収を穏やかにする(血糖値の上昇を抑える)ことで脂肪蓄積を抑えたり糖尿病予防などにも役立つと考えられています。

グリーンピース自体にも代謝に関わるアミノ酸(BCAAやリジンなど)やビタミンB群を豊富に含んでいますし、腸内細菌が活発化することで体内のビタミン合成や代謝を高める働きも期待出来ます。加えてグリーンピースは100gあたり340mgとカリウムの含有量も比較的高いため、むくみの解消にも役立つと考えられ、民間療法などでも利尿剤代わりに用いられることがあります。

これらのことから老廃物をさっさと排泄して、体に必要な栄養素の吸収や代謝を高めることでダイエットの効果が出やすくしてくれると考えられます。ご飯をつい食べ過ぎてしまう方はグリーンピースを入れて豆ご飯にするものオススメです。ダイエット中に不足しがちな栄養を補うという面からも、栄養不良による代謝低下予防に役立ってくれるでしょう。

【美肌作りに】

グリーンピースは100gあたり410μgのβ-カロテンが含まれています。際立って多いというわけではありませんが、実はゴーヤやピーマン・枝豆を上回る含有量です。またビタミンCも生19mg、ゆで16mが含まれていますので相乗して抗酸化作用によるお肌の老化予防効果が期待できるでしょう(※ただし缶詰のグリーンピースはほとんどビタミンCが含まれていません)。

β-カロテンは体内でビタミンAへと変換され、お肌の新陳代謝・ターンオーバーを正常化する働きがあります。加えて皮膚・髪・爪などの細胞の再生に関わるビタミンB2や、皮膚の炎症を抑えたり再生力を高める働きがあるビオチンを含んでいることから、グリーンピースはお肌が本来持っているバリア機能や再生能力を高める(正常化する)野菜として美肌作りにも高い効果が期待されています。
便秘解消・老廃物の排泄を促す働きも肌荒れの予防・改善に役立ってくれますよ。

グリーンピース調理ポイント・注意

生のグリーンピースを使う場合は、さやから出してしまうとすぐに固くなってしまうので、さや付きのまま保存しておきましょう。選ぶ際はさやの緑が濃く、実の粒がふっくらとして大きさが揃っているものが良いと言われています。

グリーンピースの青臭さの元となる「ヘキサナール」という成分は揮発性のため、茹で時間を長くすることで臭いが薄くなり食べやすくなります。水溶性ビタミンなどは減少してしまいますが、臭いが気になる方は少し長めに別茹でしたものを料理に加えると食べやすくなると言われています。

グリーンピースが効果を発揮する「お悩み」

  • 疲労回復や強壮に
  • 貧血気味の方に
  • 食生活の偏りが気になる
  • お子様の栄養バランスに
  • 便秘・むくみ対策に
  • ダイエットのサポートに
  • 食べ過ぎ予防に
  • 代謝を高めたい方
  • 血糖値が気になる
  • 肌荒れが気になる
  • 美肌を維持したい

効果アップが期待出来るグリーンピースの食べ合わせ

  • グリーンピース+ごぼう・もやし・わかめ
    ⇒便秘予防
  • グリーンピース+ゴマ・大豆・鶏卵
    ⇒スタミナ増強・脳の活性化
  • グリーンピース+コンニャク・唐辛子・コショウ
    ⇒肥満改善・美肌効果
  • グリーンピース+米・唐辛子・かぼちゃ
    ⇒血行促進効果

活用方法・民間療法

グリーンピースを茹でて潰し、スープにして飲むと利尿作用がある。

野菜

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投稿日:2014/09/02 (更新)
by SlowBeauty