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命を頂くことに感謝して、栄養満点のご飯を食べよう

【滑子】なめこの効果

ナメコイメージ

  1. なめことは
    1. なめこの歴史
  2. なめこの栄養・効果
    1. 調理ポイント・注意点
  3. こんなお悩みにオススメ
  4. 効果をアップを狙える食べ合わせ

なめことは

お味噌汁の具材として定番のなめこはモエギタケ科スギタケ属のキノコです。自生しているものは秋になるとブナやナラなどの枯れ木や切り株に群生します。日本全国に分布しており昔から親しまれてきたキノコの1つですが、現在スーパーなどで販売されているもののほとんどは菌床栽培されたもの。
スマートフォンゲームで「なめこ栽培キット」が大ヒットしましたが、本物のなめこも害菌に対する抵抗力が比較的強く栽培が容易で、家庭栽培キットなどで育てるとリアル収穫も出来るんだとか…。

なめこといえば独特のヌメリが印象的。ナメコ(滑子)と名付けられたのも、ヌルヌルとした触感から「滑らっ子(ヌメラッコ)」と呼ばれたものが、ナメコに変化したと言われています。命名された当初は現在の「なめこ」だけでなく、ヌメリを持ったきのこの総称でエノキタケなどもナメコだったようです。
よく見かけるなめこの形状は小粒でカサがポコンと丸みを帯びていますが、成長すると半球状のかさ部分が開いて扁平な状態になります。そうなるとヌメリは少なくなり、炙って食べるとシャキシャキした食感に。

なめこの歴史

なめこは日本原産のきのこ。台湾や中国の一部地域にも存在しますが、食用していたのは日本だけのようです。以前は学名にも日本語の「なめこ」からPholiofa Namekoと付けられていたのですが、2008年にPholiota microspora (Berk.) Sacc. と同一種だと結論付けられ、現在namekoの表記は用いられていません。

日本でなめこがいつ頃から食べらていたかは定かではありませんが、縄文中期の遺跡などからは「きのこ形土製品」が多数発見されていることから、縄文の人々が毒きのこ中毒を防止するための見本として用いた=縄文自体にはきのこを食べていたと考えられています。もしかしたらナメコも食べていたかもしれません。

昭和初期までは枯れ木や切り株に自生した天然なめこを摘み取ったものやビン詰めにしたものを食べるのが主流でした。大正時代頃には原木による人工栽培が行われ始めており、第二次世界大戦後には菌床栽培技術(おがくず栽培)が確立されると栽培物が主流となります。

なめこの主な栄養・効果

なめこの栄養価としてはビタミンB群や葉酸も若干含み、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、銅、亜鉛などのミネラル類もさほど量は多くないものの含有しています。主な栄養素の補給源としては期待できませんが、ビタミン・ミネラルを幅広く含んでいますので献立にプラスすることで不足する栄養素を補う補助役としては期待出来ます。

【ムチンの効果】

なめこのネバネバの元となっているぬめり成分の一つ「ムチン」は、私たちの体の中の目の表面や胃腸の粘膜にも存在している成分です。胃の粘膜にあるムチンは胃壁の保護・粘膜が傷ついた場合には損傷箇所を修復する作用があるため、胃炎や胃潰瘍を予防・改善に役立ちますし、ドライアイなど目の乾きにも効果を発揮してくれます。
粘膜が保護されることでアレルギー症状の予防や改善効果も期待されています。

またムチンには肝臓、腎臓、胃腸の働きを強化する働きや、タンパク質の消化を促進し吸収を促進する働きもあります。直接的にではないものの、内蔵の働きを高めることで強壮作用があるとされています。腎臓の強壮作用によってむくみや高血圧の改善も期待出来ます。

【便秘解消・腸内環境改善】

水溶性食物繊維(ムチン)や不溶性食物繊維(β-グルカン)など、なめこには含有量自体は多くなくとも良質な食物繊維がバランスよく含まれています。不溶性食物繊維の一種であるβ-グルカンは腸内の不要物質の排除を促進する作用があります。
ムチンの主成分である多糖類(水溶性食物繊維)は腸内に住み着いている善玉菌のエサとなって善玉菌を増殖させ腸内フローラのバランスを改善する効果があります。腸の粘膜にもムチンは存在しており、ムチンが不足すると善玉菌が育ちにくいという説もあるようです。

溜まってしまった老廃物の排泄促進と、腸内環境自体を整える作用の両方が期待できます。便秘の解消にも役立ちますし、便秘をしにくい、老廃物を溜め込みにくい体質への体質改善も期待出来ます。

【免疫力をアップする】

なめこはβ-グルカンという不溶性食物繊維の一種を含んでいます。β-グルカンはキノコや酵母、大麦などに多く含まれている多糖類で免疫力の向上やガンの抑制効果があるとして研究が続けられている成分です。
β-グルカンの人間の悪性腫瘍(ガン)抑制効果についてはまだ研究途中なものの、摂取しても胃腸で消化・分解されずに腸内の免疫担当細胞に働きかけ、免疫力機能を活発化・向上させる作用があることは各国の研究機関から報告されています。

免疫機能への働きかけによって体外のウィルスへの対抗力を高め、風邪やインフルエンザなどの予防や治りを早める効果が期待出来ます。β-グルカン自体もですが、なめこの場合はムチンの粘膜保護作用や、腸内環境を整える作用と相乗してアレルギー症状の予防・改善効果も期待できるでしょう。

【美肌効果】

なめこのヌメリにはムチン以外にも「コンドロイチン」という成分が含まれています。関節軟骨の主成分として有名ですが、コンドロイチンには組織に保水性や弾力性を与えることで潤いとハリのある肌を保つ作用もあり、化粧品に保湿成分として配合されています。
またキノコ類に多く含まれる糖質の一種「トレハロース」も、なめこには含まれています。トレハロースは高い保湿力があるとされ、特に乾燥肌のケアに注目を集めている成分。保湿だけではなく肌の細胞を保護する効果も期待されています。ガッツリ乾燥された干しきのこを水で戻すとプリプリの食感になるのも、このトレハロースのおかげだと言われています。潤いあるプルプルの肌を保つ美肌効果が期待できますね。

【ダイエット効果】

なめこには摂取した栄養素の代謝に関わるビタミンB群が含まれています。中でもビタミンB群の仲間であるナイアシンとパントテン酸という成分を多く含んでいます。ナイアシンもパントテン酸も糖質・脂質・たんぱく質の代謝とエネルギー産生の補助、皮膚や粘膜の健康を維持する役割を持っていますから、代謝向上によってダイエットのサポートをしてくれるでしょう。便秘の解消・腸内環境改善効果と相乗して、痩せやすい体質への改善も期待出来ます。
なめこの主成分は水分で100g(1袋)で約15kcalと低カロリーで、ダイエット中の食事に適しているのも嬉しいですね。

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なめこ調理ポイント・注意

なめこは基本的に生食できませんので、水洗い後、加熱してから食べるようにしてください。ヌメリは有効な成分を多く含んでいますから、下拵えはヌメリを落としすぎないよう軽く水洗いする程度が良いでしょう。(※袋に入っているものは洗わなくても良いものもあるので、説明をご確認ください)

なめこは傷みが早いため冷蔵庫で保管しなるべく早く食べるようにしてください。一週間以上置く場合は、石づきから外し、水洗いをしてから冷凍保存するようにしましょう。オリーブオイルなどで炒め煮し、オイル漬けにしても1ヶ月程度の保存が効きます。

なめこが効果を発揮する「お悩み」

  • 免疫向上・風邪予防
  • ドライアイ
  • 腸内環境改善・便秘解消
  • 乾燥肌・敏感肌
  • 美肌作り
  • むくみの解消
  • ダイエットサポート
  • 胃痛・胃潰瘍に
  • コレステロールが気になる

効果アップが期待出来るなめこの食べ合わせ

  • ナメコ+大根おろし
    ⇒消化吸収の促進
  • ナメコ+牛すじ・鶏皮・しらす
    ⇒美肌効果
  • ナメコ+キュウリ・冬瓜・クコの実
    ⇒血流改善・老化防止
  • ナメコ+豆腐・山芋・オクラ
    ⇒スタミナ増強

麺類や揚げ物などと一緒になめこを摂取すると糖や脂肪の吸収を抑えてくれます。

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投稿日:2015/05/01 (更新)
by SlowBeauty

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