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【黒実鶯神楽】ハスカップの効果

ハスカップイメージ

  1. ハスカップとは
    1. ハスカップの歴史
  2. ハスカップの栄養・効果
    1. 調理ポイント・注意点
  3. こんなお悩みにオススメ
  4. 活用方法

ハスカップとは

ハスカップはシベリアを源流とする北方系の低木植物。スイカズラ科に属しており、正式な和名は黒実鶯神楽(クロミノウグイスカグラ)、洋名だとハニーベリーと呼ばれます。味はブルーベリーに似ていますが、実の形状としてはやや大きめで縦長なのが特徴です。
国内では北海道と本州の高山地帯に自生しています。ジャムを始め「よいとまけ」や「ハスカップジュエリー」などの北海道地方銘菓に使用されている食材として知られているとおり、食用されるもののほぼ全てが北海道産です。

ハスカップは昔からアイヌの人々に「不老長寿の実」として知られていた食べ物で、アイヌ語の「ハシカプ」(枝の上に沢山なるもの)ががハスカップという呼び名の語源とされています。そのほかに地方によって「ユノミ」「ケヨノミ」などという呼び方もあるようです。不老長寿というと大げさに感じるかもしれませんが、ハスカップは実に豊富な栄養素を含んでいる優秀な果物です。目に良いという話が有名ですが、栄養成分を見るとそれ以外にも嬉しい効果や効能が期待できることが分かります。

ハスカップの歴史

ハスカップの原産地はシベリアのバイカル湖の周辺と考えられており、サハリンやシベリアなどの寒い地域に自生しています。日本では高山植物として生息しているものもありますが、寒い地域である北海道では平野部でも生育します。千歳市の東何にある勇払(ゆうふつ)平野には多く見られるようです。野生種は酸味が強く甘味がほぼないため、さほど美味しくはありません。

あまり植物の育たない火山灰地でも生育し実を実らせることから、北海道の先住民であるアイヌの人々は神がこの地上に遣わした生命の雫と考えており、「不老長寿の秘薬」とも呼ばれていました。収穫できる時期が短いこと・表皮が薄くデリケートなため扱いが難しいこと・生のままの保存が難しい(果肉や皮などが液状化してしまう)などの理由から「幻の実」とも呼ばれます。

現在ハスカップは北海道特産品の一つとして品種改良が行われ、「ゆうしげ」「あつまみらい」などより甘味の強いもの・多く実のなる種類が栽培されています。ジャムやお菓子の原料として用いられている以外に、流通量は少ないですが冷凍した実の販売も行われています。

ハスカップの主な栄養・効果

ハスカップはビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類、カルシウム、鉄、マグネシウムなどのミネラル類を幅広く含んでいます。100gあたりの食物繊維料も2.1gと果物の中では比較的多い部類に入るでしょう。
またハスカップは他の果物に比べカルシウムが豊富(38mg/100g)なため、骨粗鬆症の予防などにも役立ってくれるでしょう。

【視機能改善・抗酸化に】

ブルーベリーやハスカップが視機能回復や眼精疲労回復に注目されているのはポリフェノールの一種である「アントシアニン」が、目の網膜にあるロドプシンという色素体の再合成を促す作用があるとされることが大きな理由となっています。私たちの目が脳へ映像を伝えるためには、ロドプシンが分解されることで発生する電気信号が脳に伝わる必要があります。

分解されたロドプシンは再合成され、再び分解されることを繰り返します。しかし、齢や目の酷使が重なることで上手に再合成が出来ない状態に陥ってしまい、それが視力低下や疲れ目(かすみ・ぼやけ)の原因になると言われています。アントシアニンを摂取することでロドプシン再生サイクルを高め、脳や目の組織への負担が減ることで眼精疲労などの軽減につながります。

また目はブルーライトや紫外線ダメージなどによって活性酸素が多く発生する部位でもあります。活性酸素による眼精疲労、目の老化、白内障の防止などには抗酸化作用を持つ成分が役立ちます。ハスカップのアントシアニンには最も抗酸化作用の強い「シアニジンという成分が沢山含まれています。シアニジンの抗酸化力は若返りビタミンとも言われるビタミンEよりも強力であると言われているほど。

パスカップのシアニジン含有量はブルーベリーの3~5倍と言われており、ハスカップならばブルーベリーの1/3の量で同様の視力回復効果を得られるとされています。目に良い果物としてブルーベリーが有名ですが、実はハスカップのほうが効果が強いと言われています。また、ジャムや果汁など加熱したハスカップにも抗酸化作用があることからガンやアルツハイマーの予防に役立つのではないかと考えられ、臨床研究も行われているようです。

【貧血(鉄欠乏)予防に】

女性の多くが不足していると言われる「鉄分」。貧血や鉄欠を言うと「鉄分を取れば良い」と思いがちですが、鉄分は摂取しても吸収されにくい成分でもあります。摂取した鉄分のうち吸収されるのはわずかであると言われていますから、鉄分の量だけではなく吸収率というのも重要なポイントになってきます。

ハスカップは果物トップクラスに入れるほど鉄分が豊富で、鉄の吸収を助けるビタミンCやクエン酸も含んでいるため、貧血の予防・改善に効果的です。加えて末梢血管の血流を促進するビタミンEなどと相乗して働くことで、血行不良による冷え性の改善にも効果が期待できます。

【美肌・アンチエイジングに】

抗酸化作用(目への効果)でも紹介しましたが、アントシアニンなどの抗酸化ポリフェノールは肌のしわやたるみなど美容面のアンチエイジング効果もあります。ハスカップには抗酸化作用が強いシアニジン、ビタミンE、プロトカテク酸などが含まれていますから、眼精疲労などだけではなく外見のアンチエイジングにも非常に有用と言えるでしょう。

ポリフェノールと並んで抗酸化・美肌づくりに役立つビタミン類もハスカップは豊富に含んでいます。
ビタミンEには血流の改善機能があり、肌のすみずみまで血液(栄養)を送ることで、肌の新陳代謝を高めたり、肌のカサつきやくすみを改善してくれる効果も期待できます。血液自体の生成に必要な鉄分も含まれていますのでくすみの解消にも役立ってくれるでしょう。
老化防止や美白(メラニン色素抑制)に必要なビタミンCの含有量もハスカップは100gあたり44mgと、非常に豊富です。ちなみにハスカップと比較されるブルーベリーは100mgあたり9mgですので、5倍近いビタミンCを含んでいることになります。

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ハスカップ調理ポイント・注意

生食用のハスカップが手に入る場合は、そのまま食べとビタミンCなどの損傷が少なく本来の栄養素をしっかりと摂取することが出来ます。酸っぱさが気になる場合はヨーグルトに入れて食べるか、フレッシュジュースやスムージーの材料として利用すると良いです。

ハスカップが効果を発揮する「お悩み」

  • 眼精疲労・かすみ目に
  • 老化予防
  • 鉄欠乏性貧血の予防・改善
  • 冷え性の予防・改善
  • 美肌づくり

ハスカップの活用方法

ハスカップの実の実に塩をまぶし、時々かき混ぜながら1週間程度置いて果汁を絞ると梅干のようになります。甘味があるので酸味が強い梅干が苦手な方にオススメ。

シロップ漬けや果実酒にすると日持ちがききます。加熱したくない場合はハチミツと混ぜ合わせて数日置いておくとハスカップの実が柔らかく溶けてジャムのような食感になります。

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投稿日:2015/08/10 (更新)
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