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【BasilSeed】バジルシードの効果

  1. バジルシードとは
    1. バジルシードの歴史
  2. バジルシードの栄養・効果
    1. チア・バジル・亜麻仁の比較
    2. 調理ポイント・注意点
  3. こんなお悩みにオススメ
  4. バジルシードの活用方法

バジルシードとは

バジルシードはジェノベーゼやマルゲリータなどイタリア料理のハーブとしてもお馴染みシソ科オシウム属(メボウキ属)の「バジル(スイート・バジル)」の種子のことです。バジルといえば洋食のイメージがありますが原産はインドや熱帯アジア域と考えられており、原産地周辺の東南アジア~アフガニスタン辺りではハーブとしての利用だけではなく、バジルシードを食べる習慣も根付いています。
⇒バジルについてはこちら

バジルシードは水を吸うことで約30倍にも膨れることや、n-3系不飽和脂肪酸を含むことなどからダイエット・健康食品として近年人気が高まり、カエルの卵に似た膨張したバジルシードを含む瓶詰めのドリンクなどもスーパーや量販店でよく見かけますね。見た目は少々不気味ですが、タピオカのようなプルプルした食感や、ぶどうに似た歯ごたえにハマる方も多いようです。

バジルシードの歴史

香草・ハーブとしてのバジルの歴史は古く、神に捧げる神聖なハーブとして、また葬儀の際に利用したり墓に植えることで故人が無事に黄泉の国に行ける、など儀礼や信仰においても重要な位置付けにあったと考えられています。インド伝統医学のアーユルヴェーダや漢方の生薬など薬用としても古い時代から利用されていたようです。

日本には江戸時代にバジルシードが漢方薬(生薬)として中国から伝来しました。水に浸しすとゼリー状の物質に変化するバジル種子の性質を活かし、目のゴミを取り去る目薬として利用したことからメボウキ(目箒)という和名が命名されました。その他にも粘液質は咳止めや鼻炎・下痢止めなどの薬としても利用されました。

医療目的でなく、飲み物やスイーツとしてバジルシードを食べていたのはタイやインドなどの東南アジアからアフガニスタンまでの限られた地域だけでしたが、2005年に健康情報番組で取り上げられ2006年度に流行し、その後バジルシードブームは下火となりますが2014年ころに海外セレブ実践美容法として登場したチアシードに便乗するような形で第二次ブームを起こしています。

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バジルシードの主な栄養・効果

バジルシードは食物繊維が豊富なことが知られていますが、不飽和脂肪酸(オメガ3系)、必須アミノ酸を含むタンパク質やミネラル、ビタミンも含まれています。鉄分が多く含まれているため貧血の予防にも役立ちます。

【便秘の解消・ダイエットに】

バジルシードの成分・作用として最も有名なのが水を吸って約30倍に膨らむという性質ではないでしょうか。バジルシードは全体の50%前後が食物繊維と言われており、水溶性食物繊維の一種(水溶性中性多糖)であるグルコマンナンがゼリー状の食感になり「食べた」感を強く与えると共に満腹感を維持してくれることで食べ過ぎ防止に役立ちますし、コレストロールや糖質の吸収を抑える働きも認められています。

食物繊維が豊富なため腸の内容物を膨張させることで腸の蠕動運動を促進し便秘の解消にも役立ちますし、水溶性食物繊維・グルコマンナンによる腸内善玉菌の活性化・腸内環境改善も期待できるでしょう。便秘でお腹がポッコリ出てしまうような方や、ダイエットで食事量を減らすと便秘になって体重が落ちにくい方に特に適しています。
100gあたり100kcalとチアシードなど他の種子と比べるとカロリーが低いのもバジルシードの特徴です。

【生活習慣病・老化予防に】

バジルシードは現代人に不足しがちな油と言われているオメガ3系脂肪酸の1つであるα-リノレン酸を多く含んでいます。α-リノレン酸は体内に入るとEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)へと変換され、コレステロールや中性脂肪を低下させ血液をサラサラする・血管を柔軟にするなど働きをもたらすことで動脈硬化や心筋梗塞、生活習慣病予防に有効とされています。

米オハイオ州立大学の実験では、血中のオメガ3脂肪酸の割合が高いほど細胞分裂のたびに少しずつ短くなることから細胞の老化との関係注目されているテロメア(染色体の先端に存在する物質)が長くなることが報告され、細胞の老化を遅らせる作用があると考えられています。

【アレルギーや炎症の緩和に】

多価不飽和脂肪酸はオメガ3系(n-3系)脂肪酸オメガ6系(n-6系)脂肪酸の2つに大きく分かれています。オメガ3系で代表的なものは青魚に多く含まれるEPAやDHA、オメガ6系ではイブニングプリムローズ(月見草)に含まれるγリノレン酸や植物油脂に多く含まれるリノール酸などが有名です。オメガ3もオメガ6も私たちが生きていく上で必要な油分なのですが、食の欧米化や外食・インスタント食品などの普及により現在多くの方はオメガ6系の脂肪酸ばかりを摂り過ぎていることが指摘されています。

オメガ6系の油が過剰となりオメガ3系とのバランスが崩れると、体内の免疫バランスが崩れアレルギー症状などの炎症が起こりやすくなることが報告されており、オメガ3系脂肪酸の摂取によりアトピー性皮膚炎や花粉症などアレルギー性疾患の緩和に役立つと考えられています。またバジルシードに豊富に含まれているグルコマンナンもアレルギー性の炎症の原因であるIgE抗体を減らすという報告があることから、オメガ3系脂肪酸と相乗して抗アレルギー効果が期待されています。

【脳機能向上・うつ予防に】

EPAやDHAなどのオメガ3系脂肪酸は認知症予防(ボケ防止)成分としても人気を集めています。フラックスシードに含まれているα-リノレン酸も体内でEPAやDHAに変換されることで記憶学習能力の向上や脳細胞(脳機能)の維持が期待でき、認知症発症リスク低減にも有効とされています。

Lancet誌に掲載されたHibbeln氏らによる9カ国のうつ病の発症率調査ではオメガ3系脂肪酸を豊富に含む魚を多く食べる国ほどうつ病の発症率が低いことが報告されており、その他にもDHAやEPAの投与によりうつ病スコアが改善されるとの報告がなされています。これらの結果からαリノレン酸などのn-3系脂肪酸は脳の神経伝達物質と関わり、うつ病をはじめとする精神疾患の発生低減や緩和効果があると考えられています。

【美肌作りに】

α-リノレン酸などのオメガ3系脂肪酸は60兆個とも言われる細胞を包む細胞膜や細胞間脂質の元となっており、不足することで体全体の機能低下・老化の原因となりますし、肌のターンオーバーや水分保持力も低下してしまいます。オメガ3系脂肪酸には血液循環を改善する作用もありますから肌代謝の促進やくすみの解消に役立ち、肌の水分保持力の向上と合わせて乾燥肌・シワ・たるみなどの改善にも有効とされています。

そのほかオメガ3系脂肪酸にはアレルギー・炎症抑制作用などもあり肌荒れ対策にも役立ちますし、鉄分による貧血や血行不良による肌くすみ・乾燥の改善、食物繊維による便秘解消から肌荒れの改善なども期待出来ます。

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投稿日:2015/09/19 (更新)
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