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【椰子の実】ココナッツの効果

ココナッツイメージ

  1. ココナッツとは
    1. ココナッツの歴史
  2. ココナッツの栄養・効果
    1. ココナッツウォーター
    2. ココナッツオイル・ミルク
    3. ココナッツチップ
  3. こんなお悩みにオススメ

ココナッツとは

ココナッツは熱帯地方に広く分布するヤシ科の植物であるココヤシの果実のことです。昭和くらいまでは南国などで果実にストローをさして飲むココナッツジュースが知られていたくらいですが、アジア・エスニック料理に用いるココナッツミルク、体に良い油として人気を集めるココナッツオイル、甘く濃厚な香りなど、食品や化粧品などを中心に近年親しみのある存在となっています。

世界の人口の約3分の1 は食と経済をココナッツ(ココヤシ)に依存しているとも言われるように、内側の白い固形胚乳部分はそのまま食材として用いるほか、ココナッツミルク・コプラ・ココナッツオイルなどの原料にもなります。果実以外にもココヤシの木は材木として、果実の皮は器にしたり繊維を採取し、ココナッツの花から採れる蜜液(花蜜)はココナッツシュガーにと様々なことに利用されています。利用価値が高く現金収入源として優れていることから、世界中の熱帯地域でココヤシは栽培されているのです。

ちなみにコリコリした食感のナタデココはフィリピンが発祥。ココナッツの実の内部に含まれている液状胚乳(通称ココナッツ水)に酢酸菌の一種「ナタ菌」を加えて発酵させたもの。発酵に伴ってココナッツが固まっていき、あの独特の食感になります。ナタデココは発酵食品でもあるのです。

ココナッツの歴史

ココナッツもしくはココヤシの原産地は分かっていませんが熱帯アジアとする説が有力です。一億年以上前の白亜紀に発生したとされ、人類が誕生するよりも昔から存在していた植物です。ココナッツは丈夫な硬い殻と水に浮きやすい構造から、海水に浮かんで遠距離を旅し、離れた地に発芽することが出来ます。人間が持ち込んで生息域を増やすだけではなく、ココナッツは自力でかなり広い範囲に分布域を広げていったと考えられます。

インドでは紀元前4世紀頃に書かれたインド2大叙事詩「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」にもココナッツと思われる椰子の実の記述があり、後のインドの儀式や神話においても重要な役割を持つ存在となります。また古代ポリネシア人は航海に出かけるときの水分や食料として、船に積んでいたとも言われています。

いつごとからココナッツのどの部分を食用していたのか・加工するようになったのかも曖昧ですが、古くから現在に至るまで熱帯地方ではココナッツの果汁を「生命の水」と呼び、水分補給源としても重宝しています。水不足の地域は勿論のこと生水による感染病予防など、衛生的な理由からも安全性の高い水分として重用されていたようです。

13世紀にはマルコポーロがPharoah’s nutとしてインドでその存在を確認していたことが分かっています。15世紀頃にはポルトガル人の探検家がヤシの実を、目と口のように見える3つの穴や髪のような繊維からポルトガルとスペインの単語で頭や頭蓋骨を意味する「coco」、もしくはgrinning face(ニヤニヤした顔)と称し、それ以降「ココナッツ」と呼ばれるようになったと言われています。

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ココナッツの主な栄養・効果

ココナッツの果肉部分は100gあたり354kcal。水分が全体の約47%に対し脂質が33%と果物の中では脂質の割合が高く、飽和脂肪酸の一つでありエネルギー転換が早く体脂肪の蓄積抑制に役立つ「​中鎖脂肪酸」を豊富に含んでいます。また食物繊維を9.0gと豊富に含み、ミネラルではカリウム(356mg/100g)と鉄分(2.43mg/100g)を豊富に含んでいます。そのほかに特出して多くはないもののビタミンやミネラル、アミノ酸(タンパク質)を幅広く含有しています。

(※栄養成分量はUSDAのものを記載しています)

ただし日本ではココナッツの生果肉を食す機会は少ないため、一般的に利用される加工品の栄養価や期待出来る効果を紹介します。

ココナッツウォーターの栄養と効果

最近スーパーやコンビニなどでも見かけるココナッツウォーターは若い(未成熟)ココナッツの果実の中にある液体(ココナッツジュースとも言う)、もしくはそれを含んだ飲料のことを指します。2000~2005年頃にアメリカで売り出され始め、マドンナなど海外セレブが取り入れているとして日本でも2010年以降Vita Coco(ビタココ)など海外メーカーのものが売上を伸ばし、国内企業も製造を行うようになりました。

【ミネラル補給・むくみに】

ココナッツウォーターはミネラル(主にカリウム)を含み、電解質を多く含み身体とほぼ同じ浸透圧のため「天然のスポーツドリンク」とも呼ばれています。昔の船乗りや生理食塩水が入手できない発展途上国人たちは脱水症状の際に生理食塩水の代わりとして静脈点滴に利用するとも言われています。

100gで比較した場合のカリウム含有量もココナッツウォーター230~250mgと大体のスポーツドリンクが10~20mg程度の含有量であるのに対し豊富に含まれていますし、電解質も含まれていることからむくみの解消やデトックスに効果が期待出来ます。また100gあたり20kcalと低カロリーで脂質もほとんど含まれない事からダイエット中の飲み物としても人気です。

ただし「カリウム、電解質(イオン)がスポーツドリンクより豊富に含まれておりスポーツドリンクより水分補給になる」という比較広告は訴訟となった経歴もあり、現在は使われていないようです。ナトリウム含有量が少ないためハードな運動に適さないという見解が一般的ですが、栄養補給としてや軽い有酸素運動などを行う場合には適していると言えるでしょう。

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投稿日:2015/11/22 (更新)
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