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【acai】アサイーの栄養・効果

アサイーイメージ

アサイーとは

抗酸化作用の高い「奇跡のフルーツ(ミラクルスイーツ)」や、様々な栄養素を含む「スーパーフード」として紹介され世界的に注目されているアサイー。2012~213年頃には海外セレブ達から日本の女優・モデルさんまでアサイーを取り入れていることを紹介し、日本でも一大ブームを引き起こしました。現在では様々な食品がスーパーフードやスーパーフルーツと呼ばれていますが、日本で「スーパーフードブーム」を引き起こしたきっかけとなった食材と言える存在かもしれません。

ブルーベリーに外見がよく似ているためか“アサイーベリー(açaí berry)”とも呼ばれることがありますが、イチゴやラズベリーなど一般的に“ベリー”と呼ばれている果物類とはかなり離れた存在です。というのもアサイーはヤシ科エウテルペ属に分類される、和名「ワカバキャベツヤシ」の木になる果実。球状の果実に見える部分のうち95%が固い種を占めており、食用できる部分は5%程と非常に少ないのが特徴です。このあたり“ベリー”と呼ばれる他果物類と差異がありますね。ヤシ科の植物ですから英語では植物そのものはアサイー・パーム (acai palm)と呼ばれており、果実をアサイー(acai)もしくはアサイー・ベリー(acai berry)と呼び分けています。

日本ではアサイーそのものの姿を見かけることはありませんが、これはアサイーは収穫後24時間以内に加工しないと酸化し栄養価が損なわれてしまうためだとか。産地で収穫後すぐにアサイーの実を冷凍する・ジュースにする・すりつぶしてペースト状にする(パルプ)など加工された後に、日本へと輸入されています。日本での生産は行われていないため少し前までは専門店の扱いや高額商品でしたが、最近ではコンビニやスーパーなどでもアサイー配合商品が気軽に購入できるようになりましたね。

アサイーの風味としては「チョコレートとベリーを混ぜたような味」と表現されますが、味そのものはかなり薄め。良く言えばクセがなく他の食材と組み合わせやすい、悪く言えば味があまり無く単体で食べると美味しくないと言えるでしょう。市販されているアサイーMIXジュース・スムージーはカシスなど他の果物で味を整えているものが多くそうハズレれませんが、アサイー100%かつ無糖の冷凍パルプやジュースなどは苦味・鉄臭さなどを感じる方が多いようです。初めて購入されるアサイー関連商品の場合は大量買しない方が無難かもしれません。

アサイーの歴史

アサイーボウルが有名になったのはハワイですが、アサイーそのものの原産地はブラジル・アマゾン周辺エリアと考えられています。“ブラジルの奇跡”や“アマゾンのミルク”などと称されるのも、原産地に由来しています。アマゾン周辺に暮らすネイティブアメリカン達は数千年前からアサイーを利用してきたと伝えられています。エネルギーの補給としてはもちろんのこと、免疫力向上や感染症予防・生殖器トラブルなどに対する民間医薬としても用いていたそうです。

コロンブスのアメリカ大陸到達後も、アサイーベリーは24時間しか保たないという性質上ジャガイモなどのようにすぐヨーロッパへと紹介はされませんでした。アサイーの存在が広く知られるようになったのは、1970年台に果肉が冷凍されアマゾンからブラジルの街に届けられるようになって以降と言われています。世界的な認識という意味では歴史が浅い食材と言えるでしょう。アマゾンではピューレ状にしたアサイーの果肉にファリーニャ(マンジョッカ芋のフレーク)を混ぜて食べるのがポピュラーでしたが、2000年頃にはこれを元にハワイでより洗練された形のデザートとしてアサイーボウルが確立されていきます。

日本でアサイーが注目されるようになったのは、貧血気味の日本人サッカー選手がアサイーを貧血改善と疲労回復にと飲み始めたところ体調が改善されたという話がきっかけだそう。そこからアスリートやモデルの間で広まっていったり、芸能人がハワイで流行していたアサイーボウルを紹介したりしたことから、美容と健康に関心のある方々が取り入れるようになり現在に至ります。アサイーがブームになったのは健康志向の高まりだけではなく、加工・冷凍技術や配送方法の発達によるところも大きいのかもしれません。

アサイーはこんな方にオススメ

  • 若々しさを保ちたい
  • 内側からの抗酸化対策に
  • 生活習慣病の予防に
  • 目の疲れが気になる方に
  • 眼精疲労・ドライアイ予防
  • 便秘気味の方に
  • ダイエットのサポートに
  • 肌荒れ予防に
  • 肌のアンチエイジングに
  • (ミネラル補給に?)

アサイーの主な栄養・期待される効果

アサイーは必須脂肪酸であるオレイン酸やポリフェノール・β-カロテン、食物繊維、ミネラルなど幅広い種類の栄養成分を含むと言われています。ただしアサイーの栄養成分含有量については日本食品成分表には記載がなく、またブラジルなどごく一部の地域以外では“加工品”としての販売・摂取が主であるため正確な成分量については明確ではありません。アサイー加工品に含まれる栄養成分につきましては各商品での記載をお確かめ下さい。

当サイトではNutritionDataUSDA Food Composition Databasesの記載値を参考にしております。

アンチエイジング(抗酸化)

アサイーはポリフェノールを豊富に含む食材として注目されており、高い抗酸化力によって活性酸素による体のサビつき(酸化/老化)を予防する働きがあると考えられています。かつてアメリカで抗酸化力の指標として利用されていたORAC値(活性酸素吸収能力)でもアサイーは102,700とトップ10に入るほど高いスコアを得ており、ラズベリー(4,882)やブルーベリー(6,552)よりもかなり高い数値であったことが抗酸化食材としての人気にに拍車をかけたと言われています。

諸説ありますがアサイー果実に含まれているポリフェノール総量は100gあたり4000~4500mgと推測され、赤ワインの30倍・ブルーベリーの18倍に相当するのではないかとも言われています。含まれているポリフェノールとしてはアントシアニン、フラボノール、プロアントシアニジンなどが挙げられており、特にアントシアニンの中でも吸収が早く抗酸化作用が強いとされるシアニジン系を多く含んでいると考えられています。

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生活習慣病予防

生活習慣病の多くは血中脂質の増加や、活性酸素が脂質を酸化させることで出来る過酸化脂質の蓄積が発症リスクを高めると考えられています。このため高い抗酸化力を持つと考えられているアサイーは、過酸化脂質の生成を抑制することで生活習慣病の予防にも効果が期待されています。特に過酸化脂質が血管内に蓄積することで起こる血栓・動脈硬化・高血圧などの予防に役立ってくれるでしょう。

目の疲れ・ドライアイ予防

アサイーに含まれているポリフェノールの一種アントシアニンは、目の網膜に存在するロドプシンの再合成を促す働きがあると考えられています。私達の目はロドプシンが分解される際に生じる電気信号が脳に伝わることで、目に写ったものを認識することが出来ます。ロドプシンは分解された後に再合成され、再び分解を繰り返していますが、加齢や目の酷使によってこの再合成能力が低下すると目の疲れやかすみなどの原因となります。このためアサイーなどアントシアニンを多く含む食材の摂取は目の疲れの軽減・視力低下予防に役立つと考えられています。

アサイーはブルーベリーの約5倍のアントシアニンを含むとも言われています。約5倍については信憑性のあるデータか微妙なところですが、ほとんど黒く見えるほど色が濃い食材ではありますからアントシアニンの補給源として役立ってくれる可能性が高いと言えます。加えてアサイーに含まれているβ-カロテンもビタミンAに変換されることでロドプシン生成に利用されており、不足なく補うことで目の疲れの緩和・視界をクリアにするなどの働きが期待されています。ビタミンAは目や呼吸器などの粘膜を正常に保持する働きもありますので、ドライアイ対策としても役立ってくれるでしょう。

便秘解消・肥満予防に

アサイーに含まれる食物繊維量はゴボウの約3倍と紹介しているものもありますが、NutritionDataによると100gあたりの食物繊維量は2.0gとそこまで多くありません。アサイーの食物繊維が便秘に良いと言われるのは量が多いということよりも、水溶性食物繊維の比率が高いためではないかと考えられます。食物繊維は水溶性・不溶性共に便通をサポートしてくれる働きがありますが、不溶性食物繊維の場合は水分が足りないと便を固める方向に作用する場合もあるため便秘を悪化させる危険性もあります。対して水溶性食物繊維は便に水分を含ませて硬さを調節する・腸内善玉菌のエサとなることで腸内環境を整える働きがメインとされています。

アサイーは水溶性食物繊維が多いことから便秘・腸内フローラを改善してくれると考えられています。加えて水溶性食物繊維は同時に摂取した食物(糖質)の吸収スピードを穏やかにすることで、血糖値の変動を抑える働きも期待されています。ダイエットのサポートに役立つと言われるのも、炭水化物量が低くGI値(グリセミック・インデックス値)が低いこと・腸内フローラを整えて代謝を高めるなどの働きが期待できることが大きいでしょう。食物繊維が豊富で腹持ちも良いと考えられます。

アサイーはダイエット用のスムージーやサプリなどにもよく配合されていますが、アサイーを食べることで痩せるわけではないということが2009年にアメリカの消費者団体・公益科学センター(CSPI)により指摘させています。栄養価が高くGI値が低いことや、便秘解消などダイエットのサポート役としては優秀ですが、食べるだけで痩せていくということはありません。また摂取量や加える砂糖他食材によっては肥満の原因ともなる可能性がありますので、過信して食べすぎないように注意して下さい。

美肌・アンチエイジング

アサイーの高い抗酸化力は肌の活性酸素によるダメージ・酸化を抑止することでシワやシミなどの肌老化予防にも役立つと考えられています。またリノレン酸とオレイン酸という2種類の必須脂肪酸が理想的な割合で含まれているとも言われており、ホルモンバランスを整える働き・肌の乾燥や老化予防などにも効果が期待されています。

アサイー果肉に限ってであれば、抗酸化物質や必須脂肪酸に加え、メラニン色素の生成を抑制するビタミンCや肌を健やかに保つビタミンB群・毛細血管の流れをスムーズにしたりホルモンバランスを整えるビタミンEなど、肌の健康維持に関わるビタミン類も多く含まれていると言われています。このため肌荒れ・肌老化を予防し、総合的に美肌作りに役立つ食材であると考えられています。しかしパルプ・粉末・ジュースなどの加工品類ではビタミンA(β-カロテン)以外のビタミン類の含有量が“0”となっているものも多いため、注意が必要です。

アサイーはミネラル・ビタミンが豊富?

原産地ブラジルで「アマゾンのミルク」とも呼ばれるアサイーは、牛乳の2倍以上のカルシウムを含むと言われています。カルシウムは日本人にとって不足が大きいと言われている栄養素でもありますし、加齢に伴って女性が起こしやすい骨粗鬆症の予防にも繋がると考えられています。また鉄分もプルーンの10倍・レバーの3~5倍などと言われており、貧血予防にも効果が期待されています。

アサイーそのものには鉄分・カルシウムなどが多く含まれていると考えられていますが、〇〇の何倍という数値はアサイーそのもの・パルプ・粉末など、どの状態での比較値であるのか明確ではありません。USDAに登録されている幾つかのアサイージュース等の成分を確認しましたが、100gあたりで見ると鉄分やカルシウム含有は微量であるものが大半となっていますし、葉酸などのビタミン類に至っては“0”表記のものも多くあります。このためアサイー果肉そのものを食べるわけではない場合には、ビタミン・ミネラルなどの栄養がしっかり補給できると過信しないほうが確実でしょう。

アサイーの選び方・食べ方・注意点

アサイーの有効性や安全性、摂取上限、禁忌などについてはデータ不足であることが指摘されています。通常の食品として摂取する場合は問題ないと言われていますが、サプリメント等から摂取する場合は用法容量を守るようにしてください。また妊娠中・授乳中の方への安全性については十分なデータが無いため、多量の摂取量は控えるようにした方が確実でしょう。

稀にアサイーの摂取で胃痛や腹痛などの消化器系の不調、体のかゆみや湿疹などの症状を訴える方がいることが報告されています。体質的なアレルギー反応なのか摂取量・方法によるものなのかはハッキリしていないそうですが、不快感を覚えた場合は摂取を控えるようにしましょう。症状が重い時は病院で診察していただくことをおすすめします。

アサイボウルについて

アサイーボウルはアサイーのスムージーの上にグラノーラやバナナ・リンゴ・ベリーなどの果物を載せ、ハチミツをかけて食べるデザートで、朝食としても活用されていますが、ブラジル(アマゾンでは)この私たちがイメージするアサイーボウルのような食べ方はあまりされないそう。フレーク状の芋と混ぜて食事として食べるのが一般的なようです。

最近はアサイーボウルだけではなくドラゴンフルーツを利用した「ピタヤボウル」も人気です。ドラゴンフルーツはアサイーよりも美容効果が高い高栄養フルーツという売り込みで紹介されており、特に抗酸化物質であるベタシアニン、カリウム、マグネシウムを多く含んでいます。

 ただし○○の方が優れているというのは商売上の関係なども絡んでいると想像されますので、それほどこだわらずにお好きな方を食べたほうが良いでしょう。ちなみにカロリーは100gあたりアサイー72kcal、ピタヤ50kcal程度とされています。

アサイーのビタミン含有量については豊富としている説がある一方で、ジュースやパウダーなどの加工品の場合はβ-カロテン以外のビタミン類含有量が“0”と記載されているものが多くなっています。このためアサイーでしっかりとビタミン・ミネラルが摂れると過信せず、他の果物と組み合わせて食べるようにするのがオススメです。

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投稿日:2015/04/10 (更新)
by SlowBeauty