さくらんぼ(桜桃)の特徴と栄養成分・期待できる健康メリットとは

食べ物辞典:桜桃(おうとう)

コロンとした見た目と鮮やかな色が可愛らしいさくらんぼ。初夏の味覚であり、好き嫌いも少ないことから贈答用としても人気の果物の一つ。佐藤錦やアメリカンチェリーなど様々な種類が販売されていますが、生で食べているのは基本的にセイヨウミザクラ系統の品種。美味しいだけではなく、抗酸化作用を持つポリフェノールやビタミン類が含まれていること、果物水の中では鉄分や葉酸を多く含んでいることから健康維持にも期待されていますよ。そんなサクランボの種類や歴史・含まれている栄養成分や期待される健康メリットを紹介します。

さくらんぼのイメージ画像:食べ物辞典トップ用

和名:セイヨウミザクラ
英名:cherry/sweet cherry
学名:Prunus avium

さくらんぼのプロフイール

さくらんぼ/桜桃とは

宝石のような色合いとコロンとした可愛らしい形から「赤い宝石」「初夏のルビー」とも称されるフルーツ、サクランボ。外見の愛らしさはもちろんのこと、ほんとりとした甘みの中に仄かな酸味を含んだ優しい風味・甘い香りも多くの方に好まれやすい果物です。ジュースやお菓子類のフレーバーなどでも見かけますね。また、さくらんぼは大半が初夏に出回るため、季節・旬を感じさせてくれる食材として季節限定商品にも取り入れられています。と言っても最近は温室栽培によって冬でも出荷されるようになっており、初競りの最高額では一箱十数万円・一粒で数千円という値も付くほどです。見た目もお値段も「赤い宝石」の名に相応しい存在ですし、栽培に手間がかかり大切に育てられることから「箱入り娘」とも呼ばれているのだとか。

私達はころんとした丸い果実を「さくらんぼ」と呼んでいますが、この語源は桜の実を指す“桜ん坊”で、それが言いやすいように変化したためだとか。呼び名の通りさくらんぼは植物分類上バラ科サクラ属(プラム属とも)のうち“ミザクラ(実桜)”と呼ばれる果樹になる果実を指す言葉。学術的にはさくらんぼという呼び名は使われず、果樹そのものも果実も「桜桃(おうとう)」と呼ぶ、もしくは品種名や学名などで呼ぶことが多くなっています。生産者の方も実を桜桃と呼ぶ方が多いそうですが、消費者目線であれば果樹を桜桃・生の実をサクランボ、外国産の一部果実や加工食品をチェリーと呼び分けることが多いのではないでしょうか。果物としては同じくバラ科に属すと共に、真ん中に種子がある果物=核果類(ストーンフルーツ)に分類されます。

バラ科サクラ属の植物のうち、さくらんぼ=ミザクラと呼ばれる果樹は一握り。と言ってももちろん他の樹木には実がつかないわけではなく、例えばお花見の定番であるソメイヨシノなど観賞用の桜の木にも果実は出来ます。しかし小ぶりで果肉部分が少ないので、実が大きく可食部分が多い種をミザクラ類と呼んで区別しています。大ぶりな果実をつけるミザクラ類は

  • セイヨウミザクラ
    (学名:Prunus avium/甘果桜桃)
  • スミミザクラ
    (学名:Prunus cerasus/酸果桜桃)
  • カラミザクラ
    ((学名:Prunus pseudocerasus/中国桜桃)

の3系統に大別されます。このうちスミミザクラは酸果桜桃やサワーチェリーとも呼ばれるように酸味が強いため、ジュースやリキュール類などの原料・肉料理やパイなど加熱料理用に使われています。カラミザクラは中国が原産で、日本に最も古い時代に伝わった元祖“桜桃”とも言える存在。サワーチェリーほど酸味は無いので生でも食べられますし、西日本を中心に国内でも目にすることは出来ますが、現在は木材としての利用の方が主となっています。

最後に残ったセイヨウミザクラ。和名を見るとアメリカンチェリーのような品種を想像しますが、実は日本でお馴染みの佐藤錦や紅秀峰・ナポレオンなどほとんどの品種が“甘果桜桃/セイヨウミザクラ”系統の品種です。余談ですが「アメリカンチェリー」というのは品種ではなくアメリカ西海岸で摂れるサクランボの総称というのが建前。種類として果皮も果実も黒みがかった濃い赤紫色をしているビングが代表的で、そのほか果皮が赤色で国産サクランボに近いレーニア、レーニアとビングを交配したブルックスなどの品種もあります。こうした品種であればアメリカ以外から輸入されたものであっても「アメリカンチェリー」と呼ばれることもあるそう。勿論アメリカンチェリー類もセイヨウミザクラ系の品種です。

さくらんぼの栄養成分・効果について

栄養成分含有量の参考元:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

サクランボは全体重量の80~83%程度が水分で約15%が炭水化物と、青果類の中では水分量が少なく糖質量が多い部類に属しています。『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』にはサクランボとして国産・米国産の2つが記載されており、100gあたり国産60kcal、米国産であれば66kcalと共にカロリーも青果類の中では高めになっています。ただしスイカなどのように一度に大量に食べる果物ではありませんし、1粒を6~10gとして計算した場合は1粒4kcal~6kcal程度ですからカロリーはさほど気にする必要はなさそうですね。

必須ビタミン・ミネラルの中で特出して多いものはありませんが、葉酸・鉄分・ビタミンCなどを含んでいることから女性に優しい果物と紹介されることもあります。

サクランボのイメージ画像

さくらんぼの効果効能、その根拠・理由とは?

疲労回復・夏バテ対策に

さくらんぼはブドウ糖や果糖など、エネルギー転換が早いとされている糖質を程よく含む果物。加えてアントシアニンやケルセチンなどのポリフェノール類を含んでおり、抗酸化の手助けとしても役立ってくれます。疲労の原因は諸説ありますが、ストレスが続くことで脳内の処理が増え活性酸素が発生する・運動誘発性のフリーラジカルによって酸化ストレスが掛かることなども要因として挙げられています。このためエネルギー補給&抗酸化に役立つさくらんぼの補給は、疲労や筋肉痛などの軽減に役立つのではないかと期待されています。

また、さくらんぼに含まれているクエン酸などの有機酸が糖代謝を行うクエン酸回路(TCAサイクル)の構成物質であることから、補給することで代謝を良くして疲労回復を促すのではないかという見解もあります。しかしクエン酸に疲労回復効果は見られないという研究報告も多く、現在は否定的な見解が多くなっています。抗酸化物質の補給についても確証段階の話ではないので過度な期待は避けましょう。

ただクエン酸は酸味によって唾液分泌を促す・消化活動を促す働きも期待されています。夏バテ気味で疲労感・倦怠感がある時のサポートに繋がる可能性はありそうですね。さくらんぼには糖質以外にビタミンC・β-カロテン・ビタミンB群などのビタミン類、ミネラル類も含まれていますから、食欲が無い時には栄養補給の助けにもなるでしょう。

便秘・むくみ予防に

さくらんぼの食物繊維含有量は100gに1.2gと果物の中でも中堅くらいのポジション。ですが、食物繊維に加えて難消化性糖質(糖アルコール)のソルビトールも含まれていることから便秘予防に役立つのではないかと期待されています。ソルビトールは消化されにくい性質を持っているため食物繊維と同じ様に働き、かつ保水性が高いため便に適度な水分を与える作用があることから緩下剤の成分としても利用されています。添加物としての使用については賛否両論ありますが、野菜や果物に含まれている程度であれば健康リスクは低いと考えられます。とは言え、食べ過ぎは腹痛・下痢・鼓腸の原因ともなりますから、お腹が弱い方は少量ずつ食べるようにしてみてください。

食物繊維だけではなく、さくらんぼにはカリウムも比較的豊富。生100gあたりのカリウム含有量は国産210mg・アメリカンチェリー260mgと、同グラムで比較した場合はスイカの約2倍のカリウムが含まれています。カリウムが少ない状態でナトリウム濃度が高まると、私達の体は水分を取り込むことでナトリウム濃度を一定に保とうとします。この時に水分を取り込むことでむくみが発生したり、血液量が増えることになるので心臓に負担がかかり血圧が上がりやすくなるという弊害もあります。カリウムはナトリウム量が多い場合はそれを排出させる・ナトリウム濃度を保つために蓄えられていた水分の排出を促す働きがあります。このためさくらんぼは便秘だけではなく、むくみ、特に塩辛い食事をした後や飲んだ翌朝などカリウム不足によるむくみ予防にも役立つと考えられます。

抗酸化サポートに

サクランボはビタミンCやカロテノイド・アントシアニンなどの色素成分、エピカテキンやケルセチンなどのフラボノイド類と、様々な抗酸化物質を含んでいることが認められています。『日本食品標準成分表』に“さくらんぼ/国産”として掲載されているβ-カロテン量は生100gあたり98μgと、同グラムで比較するとβ-カロテンはイチゴリンゴの4倍以上。色の濃いアメリカンチェリーの場合はβ-カロテン量は少ないものの、その分アントシアニンが多く含まれていることが分かっています。余談ですが、総フェノールは生食しているサクランボ(セイヨウミザクラ)よりもサワーチェリー(スミミザクラ)の方が2倍以上多く含まれていることも認められています。

品種・生育条件によって含有成分や含有量には差がありますが、さくらんぼは様々な抗酸化物質を含む果物。抗酸化作用ほかチェリー類の機能性についての研究はサワーチェリーを使ったものが圧倒的に多いのですが、サクランボ(ビング種)の摂取実験でも血漿抗酸化能力の向上・炎症経路を阻害する可能性を示唆したものがあります。機能性を評価するにはデータが不十分ではありますが、抗酸化物質の補給による活性酸素/フリーラジカルの抑制という部分では期待できるでしょう。酸化ストレスは体の持つ様々な機能を低下させたり老化を促進するリスクファクターとなることから、抗酸化物質の補給は体を若々しく健康な状態に保つことに繋がると考えられています。

高血圧・心血管疾患予防に

活性酸素の増加によって起こる酸化は、体の老化・機能低下だけではなく様々な病気の発症リスクを高める可能性も指摘されています。代表的なものとしては活性酸素が悪玉(LDL)コレステロールを酸化させ“酸化LDL”が増加し、酸化LDLを処理した残骸がプラークと呼ばれる粥状の物質となって血管壁に蓄積することで起こるアテローム性動脈硬化。さくらんぼは抗酸化物質であるアントシアニン、フラボノール、カテキンなどのポリフェノール類を含むことから、酸化を抑えて動脈硬化予防の手助けが期待できます。カリウムはナトリウムを排出させることで血圧を下げる働きもありますから、高血圧予防・心臓の健康サポートに繋がる可能性もあるでしょう。

目の疲れ軽減・視機能保持にも

β-カロテンは体内でビタミンA(レチノール)に変換される前駆体の一つ。ビタミンAは粘膜を正常に保つ働きがあるほか、目の網膜に存在するロドプシンという成分を合成する際に使われています。ロドプシン光を感知すると分解されることで視神経に信号を伝える役割があり、この働きによって私達は目に写ったものを認識しています。このためビタミンAやβ-カロテンの適切な摂取は視機能の維持、夜盲症の予防に役立つと考えられています。

また、アメリカンチェリー(ビング種)に豊富に含まれているアントシアニンは、この分解されたロドプシンが再合成されるのを促す働きが期待されている成分。目の酷使や加齢によってロドプシンの再合成が遅くなるすると疲れ目・かすみ・眼精疲労・視機能低下の原因となります。目の疲れや視力低下の原因がロドプシンの再合成スピード低下ではありませんし、アントシアニンの機能性についても根拠不十分という指摘もありますが、抗酸化作用=目に発生する活性酸素を抑制するなど様々な方面から視機能サポートが期待されている成分ではあります。アントシアニンやβ-カロテンの補給に役立つさくらんぼも、目の健康をサポートしてくれるのではないかと期待されています。

貧血予防・血行サポートに

さくらんぼは果物(青果)類の中で鉄分と葉酸を豊富に含むことが特徴とされています。と言っても100gあたりの鉄分含有量は0.3mg・葉酸は38μgと緑黄色野菜などと比較すると際立って多いとは言えません。ただ果物=デザートや間食として手軽に補給できること、植物性鉄分(非ヘム鉄)の吸収を高めるビタミンCをはじめ亜鉛・モリブデン・銅など造血に関わる必須栄養素を広く摂取できることはメリットと言えます。さくらんぼにはポリフェノールやβ-カロテンなどスムーズな血液循環のサポートが期待できる抗酸化物質も含まれていますから、血液循環が整うことから血行不良によるめまいや冷え性の軽減に繋がる可能性もあるでしょう。

ちなみに薬膳などで用いられる中医学(陰陽五行)的な考え方で果物・夏が旬の食べ物の多くは体を冷やす作用があるとされている中、さくらんぼは「体を温める食べ物(温性)」に分類されています。また、胃を温めることで消化器系を整える・顔色を良くする・湿気を除くなどの働きをもつ食材であると紹介されていることもあるようです。さくらんぼは薬ではありませんから劇的な改善は期待できませんが、血行不良や冷えが気になる方にとっても食べることを躊躇う要素は無さそうですね。

肌老化・乾燥肌予防

サクランボに含まれる抗酸化物質はシワやたるみなど肌の老化・劣化予防にも一役買ってくれる可能性があります。また活性酸素と脂質が結合して出来る過酸化脂質は大人ニキビ、ヒアルロン酸の破壊、アトビー性皮膚炎の悪化などを引き起こすと考えられていますから、これら肌トラブルの予防も手助けしてくれるかもしれません。また、貧血や便秘の改善から肌のくすみ改善・新陳代謝向上などに繋がる可能性もあります。

含まれている栄養成分単体で見ると、ビタミンCにはコラーゲン生成促進作用・メラニン色素を作る酵素(チロシナーゼ)の活性阻害作用による美白効果が示唆されています。β-カロテン(ビタミンA)は皮膚や粘膜を正常に保って乾燥を予防する働きがありますし、β-クリプトキサンチンというヒアルロン酸合成を活性化させる働きが報告されている成分も含まれています。摂取した際にどの程度の効果があるのかは不明ですが、ソルビトールも保水・保湿作用が認められている成分。このためさくらんぼはシミや乾燥肌予防にも注目されていますよ。

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さくらんぼの種類による違い

アメリカンチェリー(ビングなど)

当サイトで栄養成分含有量の参考にさせていただいている『日本食品標準成分表』には“さくらんぼ/国産”と“さくらんぼ/米国産”という2つの食品が掲載されています。ここでの米国産がどの品種を指すのかは不明ですが、2つを比較してみると国産サクランボの方は生100gあたり60kcalとカロリーが低く大半のビタミン類の含有量が多い米国産サクランボは100gあたり66kcalとややカロリーが高く葉酸とミネラル類の含有率が多めとなっています。とは言え国産種はβ-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどの脂溶性成分を多く含んでいることが最大の特徴。

一般的にアメリカンチェリーと認識されている黒っぽい色のビング種などであれば、カロテノイドが少ない代わりにアントシアニン系色素が多く含まれていることが認められています。このため色素成分量については国産・米国産の違いというよりは品種によって色素成分がカロテノイド系・アントシアニン系に分かれていると考えられます。必須栄養素(ビタミン・ミネラル)についいては元々の成分含有量自体がさほど多くありませんし、極端な差もありません。味が好きな方で選ぶ、もしくはβ-カロテンとアントシアニンどちらを取るかくらいの感覚で良いでしょう。果皮だけではなく果肉まで色づいている方が色素成分は多く含まれています。

サワーチェリー(タルトチェリー)

サクランボ(cherry)の健康メリットについて調べているとサワーチェリーやタルトチェリーという言葉が度々登場します。こうした呼び方をされるのは私達が普段生のまま食べているさくらんぼ(セイヨウミザクラ/Prunus avium)の品種ではなく、酸味が強いスミミザクラ(Prunus cerasus)という別種。タート種やモンモランシー種と表記されるのもスミミザクラ系統品種の方です。青果としてはほとんど流通していませんが、ドライフルーツやジュースなど加工品として販売されています。製品によっても異なるでしょうが、個人的にドライフルーツは干し梅の仲間のような味だと思いました。

サワーチェリー類は生食用のスイートチェリー類よりも栄養価・抗酸化物質含有量が多いことが注目され、スーパーフードの一つに数えられることもある食材。機能性についての研究もスイートチェリーよりも多くなされており、炎症性関節炎や痛風に伴う痛みや炎症の軽減に対しての有効性を示唆したもの、濃縮サワーチェリージュースの摂取でメラトニンレベルと睡眠時間の増加が見られたという報告もあります。有効性を評価するには証拠が不十分であると指摘されていますが、こうした研究報告が発表されたことで健康のために取り入れる方も増えているそうです。

目的別、さくらんぼのおすすめ食べ合わせ

  • さくらんぼ+アボカド・ヨーグルト
    ⇒便秘予防に
  • さくらんぼ+黒豆・はちみつ
    ⇒乾燥肌予防に

さくらんぼの選び方・食べ方・注意点

美味しいさくらんぼの選び方・保存方法

サクランボはほとんど追熟はしない果物のため、購入時にきちんと熟しているものを選ぶようにします。しっかりと鮮やかな色が付き、表面が艶やかなものを選ぶようにすると良いでしょう。枝(軸)部分にハリがあり、緑色が鮮やかなことが新鮮さを見分けるポイントとされています。果実が茶色っぽく変色しているもの・軸が枯れたような茶色くクッタリと萎れているものは避けたほうが良いでしょう。

保存は新聞紙などに包み冷暗所もしくは冷蔵庫の野菜室に入れます。ただし収穫時をピークにどんどん味が落ちていきますから可能であれば購入日、遅くとも2~3日中には食べきるようにしましょう。また冷蔵庫の温度が低すぎると味が落ちてしまうので注意が必要です。

さくらんぼの注意点

さくらんぼの種子には“アミグダリン(ビタミンB17)”という成分が含まれており、民間療法ではこの成分に抗炎症効果がある・がん予防に良いなどと謳われています。しかしアミグダリンはビタミンではなく青酸配糖体の一種であり、加水分解されるとシアン化水素を発生する危険な成分です。少量であれば毒性は弱く排出されるため、漢方ではアミグダリンを含む果実の仁を生薬として利用しています。が、摂取量を間違うと中毒を起こす危険が高く、過去にはビワ種子に含まれているアミグダリンの摂取でイスラエルの女性が亡くなったことも報じられています。素人判断での摂取は避けたほうが良いでしょう。

さくらんぼの種の再利用

さくらんぼの種を綺麗に洗ってから乾燥させ、袋に詰めるとレンジで温めて繰り返し使えるホットパックを作れます。さくらんぼの種は中が中空になっているため、保温性が高いのだとか。ドイツなどでは古くから民間療法の中で頭痛や腹痛の緩和にこの“Cherry Stone Pack”が使用されており、現在は温冷療法の補助器具として商品化もされています。温めて痛みを和らげるだけではなく、冷やすと自然な冷却剤になる・マッサージに使うと刺激で血流が促されるなど便利グッズとして人気のようですよ。

【参考元】