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【朝鮮薊】アーティチョークの効果

アーティチョークイメージ

  1. アーティチョークとは
    1. アーティチョークの歴史
  2. アーティチョークの栄養・効果
    1. 葉・茎・根について
    2. 調理ポイント・注意点
  3. こんなお悩みにオススメ
  4. 効果をアップを狙える食べ合わせ
  5. アーティチョークの民間療法

アーティチョークとは

アーティチョークは和名を朝鮮薊(チョウセンアザミ)と言いますが、原産は地中海沿岸~北アフリカ。キク科チョウセンアザミ属の多年草で、食用としている部分は開花直前のつぼみでのため野菜としては花菜類に分類されます。つぼみ部分以外に、葉や茎・根もハーブとして利用されています。ちなみに日本に自生し山菜として食されているアザミ(ノアザミやサワアザミ)はキク科アザミ属です。

日本ではさほど馴染みのない野菜・レストランなどで出てくるちょっと高級なイメージのある野菜ですが、欧米では非常に身近な野菜で家庭の食卓にもよく登場するそう。かつては日本でのフキノトウのように春を告げる食材だったようですが近年は一年中流通しており、下処理のいらない瓶詰めや缶詰も数多く売られています。英語でArtichokeといった場合はエルサレム・アーティチョーク(キクイモ)と混合する場合があるため、グローブ・アーティチョークと呼んで区別することもあります。

ゆり根や大型の豆に似たホクホクした食感と、どこか青臭い苦味と甘味があり、好き嫌いのある野菜であることから長らく日本では普及しませんでした。しかしハマると病みつきになる風味と抗酸化力の高さなどから近年日本でも需要が増え、国内産のものも少しずつ流通するようになっています。

アーティチョークの歴史

アーティチョークは古くから食用とされてきたと言われています。元々は茎・葉を食べていたものと考えられ、いつ頃から花(つぼみ)を食すようになったかははっきりしませんが、古代ローマ人が野生アザミの改良種であるカルドンを食用に栽培化し蕾を食すようになったとの説が有力です。古代ギリシアではスタミナ源、ローマでは高級食材として美食家達に珍重されるようになります。

アーティチョークの栽培は9世紀頃には栽培が行われていたと言われますが、本格的な栽培や品種改良が行われ始めたのは15世紀イタリアのナポリ近辺と言われています。
16世紀にはフィレンツェのカトリーヌ・ド・メディシス(メディチ)が輿入れ時に持ち込んだことからフランスにも伝播します。彼女の悪評の1つとして「初夜にアーティチョークを食べ過ぎた(お腹を壊した)」という話も有名です。大好物でもあったようですが、単に食い意地が張っていたという話ではなく、当時アーティチョークは媚薬として考えられていたという背景もあるようです。

19世紀末からは米カリフォルニアでイタリア系移民による大規模な栽培が行われるようになり、一大産地として現在でもアーティチョークの栽培が行われています。カリフォルニア州の中でも、アーティチョーク生産ナンバーワンと言われるキャストロビルという町ではアーティチョークフェスティバルというお祭りが1948年から毎年開催されています。そのお祭りの中で「アーティチョーク・クイーン」なるミスコンもあり、初代クイーンはマリリンモンローなのだそうです。

日本には江戸時代オランダ人によって伝えられ「草木図説」に花床や蕚片が食べられることが記載されていますが、当時は観賞用としての用途が主だったようです。チョウセンアザミと名付けられた由来としては、鎖国中であった日本では朝鮮=外国という意味合いがあったとする説などもありますが、南蛮薊としなかったのが不思議でもあります。食用として普及するようになったのは21世紀になってからと言えますが、現在でも家庭の食卓まで定着しているとは言えないポジションです。

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アーティチョークの主な栄養・効果

アーティチョークはビタミンB群(ビタミンB1,B2,B6・葉酸・ナイアシン・パントテン酸)やビタミンC・ビタミンEなどのビタミン類とカリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル類をまんべんなく含んでおり、食物繊維料も非常に多い野菜です。

【便秘・むくみの解消に】

アーティチョークの食物繊維総量は100gあたり8.7gと、食物繊維が豊富な野菜の代表であるゴボウの1.5倍近い量を含んでいます。それだけでも便秘の解消などに期待できますが、さらに食物繊維の内訳が水溶性食物繊維6.1g・不溶性食物繊維2.6gで、水溶性食物繊維が多く摂取できる数少ない野菜でもあります。

便秘解消の際に食物繊維のバランスとして不溶性:水溶性=2:1くらいの比率が良いとされていますが、よく食べられている野菜やキノコの多くは4:1~6:1くらいの割合と不溶性食物繊維が圧倒的に多い数値になっています。
不溶性食物繊維を大量に摂取したり水分が足りない場合、便秘の悪化を引き起こすこともあります。アーティチョークを食べてバランスを理想値に近づけることでより便秘の改善に高い効果が期待できるでしょう。便を柔らかくする働きのあるマグネシムも豊富なためカチカチに固まってしまうタイプの方に特に適しています。

アーティチョークはカリウム含有量も100gあたり430mgと多いため、ナトリウム濃度を下げるために溜め込んでいた水分を排泄させてむくみを改善する効果が期待出来ます。またカリウムにはナトリウム(塩分)の排出を促す働きもあるため高血圧の予防・改善にも役立ちます。

【ダイエットに】

アーティチョークに豊富に含まれているペクチンなどの水溶性食物繊維は水分を吸収してゲル化し、胃の中での滞留時間を長くさせる働きや、糖の吸収を抑制し血糖値の上昇を抑える働きもあります。また腸内の善玉菌を増殖させる働きもあり、腸内フローラのバランスを改善することで代謝の低下防止などにも役立ちます。ちなみにアーティチョークの効果として「放屁の回数と臭いを抑える」とも言われていますが、腸内環境が整うことが大きく関係しているのではないかと思われます。

またアーティチョークは糖・タンパク質の代謝に必要やビタミンB郡なども含んでいます。便秘解消でお腹っポッコリの改善効果も期待できますし、糖の吸収抑制・満腹感維持・代謝向上(低下防止)など様々な働きによってダイエットのサポートにも効果が期待できるでしょう。

【老化防止に】

抗酸化ビタミンであるビタミンCやビタミンEを始め、アーティチョークは抗酸化作用を持つポリフェノール(シナリン、スコリモサイド、アピゲニン、ルテオリンなど)が含まれていると考えられており、活性酸素による酸化ダメージから体を守ってくれることで、皮膚や血管の老化防止・免疫力向上に高い効果が期待できます。
アメリカ農務省の研究調査では抗酸化力レベルの高い野菜と報告されたこともあり、アメリカでは意識的に食事に取り入れている方も多いようです。

※ポリフェノールについては花(つぼみ)部分にはさほど含まれていないとする説もあります。

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