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【柿】カキの効果

カキイメージ

  1. 柿とは
    1. 柿の歴史
  2. 柿の栄養・効果
    1. 調理ポイント・注意点
  3. こんなお悩みにオススメ
  4. 効果をアップを狙える食べ合わせ
  5. 柿の活用・民間療法

柿とは

日本の秋の味覚、秋の風物詩と言える果物「柿」。庭木などになっていたり、童話「さるかに合戦」に出てきたりと子供の頃から何かと親しみのある果物の一つでもあります。「桃栗三年柿八年」という諺がありますが実は上手に栽培すると8年もかからずに実を付けるとか、さるかに合戦のように種から植えても甘柿は出来ない(接木して増やす必要がある)など、身近なものだからこそのトリビアもたくさんありますね。

柿の木は植物状の分類はツツジ目カキノキ科となり、柿の品種は1000以上もの品種があると言われています。学名は「ディオスピロス・カキ(Diospyros kaki)」。現在の柿が日本的なものと考えられていることが分かりますね。私たちは意識していませんが、海外の方から見ると柿は日本を代表する果物なのかもしれません。
学名の頭のディオスには「神の」ピロスには「贈り物」という意味がありますから、「神からの贈り物の果樹」という意味になりますね。また日本には「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉もあります。神様からの贈り物と言えるくらいに、柿は栄養価ぎっしり詰まった果実でもあるのです。

柿の歴史

柿は元々の発症は中国で弥生時代以降に日本に伝来したと考えられています。「古事記」や「日本書紀」にも名前が記載されているので奈良時代に存在していたことは間違いないでしょう。日本で食べられている果物の中では古い部類に入る歴史ある果物です。日本に伝来した当初の柿は渋柿で、干し柿にして食べていたと言われます。

今のような甘柿は突然変異によって出来たものと考えられており、1214年に神奈川県で王禅寺で偶然発見された禅寺丸が、日本初の甘柿とされています。それらを元に栽培されたものが、現在私たちが食べている生でも甘い柿(甘柿)が主流となっていきます。
16世紀ころには日本に来たポルトガル人がヨーロッパへと持ち帰り、欧米へと広まりました。甘柿は日本固有の存在(※中国の一部地域にも甘柿は存在していますが)と考えられ、学名でも「kaki」という日本名で登録されることとなったと考えられています。ヨーロッパでも「kaki」というとフルーツの柿のことと通じることが多いそうですよ。

柿の主な栄養・効果

果物類で栄養価が高いと言われる柿ですが、ビタミンC、ビタミンA、カロテン、タンニン、カリウムなどが特に豊富に含まれており、ウイルスに対する抵抗力向上や喉・鼻の粘膜保護に役立ちます。「医者が青くなる」所以ですね。また新たな柿の医者いらず成分として近年注目を集めているβ-クリプトキサンチンというカロテンの一種には抗がん作用があることが報告され、ビタミンCとβ-クリプトキサンチンによる相乗的ながん予防効果は世界で期待されているようです。

柿に含まれるポリフェノールの一種で、柿の渋さの元となっているタンニン(シブオール)」は抗酸化力を持ち、血液をサラサラにしてくれることから、動脈効果や生活習慣病の予防成分として注目されています。そのほかビタミンCと相乗して血中のアルコールを体外に排出する作用や副腎機能低下を防止する働きがあり、二日酔いの妙薬も言われています。

【美肌・エイジングケアに】

柿の中でも女性に嬉しい成分はビタミンCとカロチノイド(β-カロテン)が挙げられます。中でもビタミンCは100g中70mgと果物トップクラスの含有量で、柿1個≒200g食べると140mgと成人の1日分のビタミンC推奨摂取量を上回るほど。グレープフルーツの約2倍、ラズベリーの約3倍の含有量です。カロテンの含有量も100g中420μgと果物の中では豊富な部類に属し、ピーマンと同じくらいの量です。
ビタミンCとカロテンは疲労回復や美肌作り、アンチエイジングでもお馴染みの栄養素。ビタミンCとβ-カロテンの抗酸化作用の相乗効果で活性酸素を抑制し、お肌のシミ・そばかす、しわ、たるみなどの予防に効果が期待出来ます。

タンニンにはシミやソバカスの原因となるメラニンの生成を抑えることで美肌・美白効果があるとされ、美容面でも注目を浴びています。血液サラサラ効果で血行促進作用もありますから、ターンオーバの正常化やくすみの改善にも役立ってくれるでしょう。柿を食べればビタミンCなどとの相乗効果も期待できますから、美肌になりたい・肌荒れを改善したい女性の強い味方となってくれるでしょう。
美容面で気になるカロリーは果物の中では高い方に入りますが、それでも100g/60kcalとさほど高くはありません。ぶどうやサクランボと同じ程度です。

【干し柿】

日本の元祖ドライフルーツ「干し柿」にすることで、甘くなるだけではなく栄養成分の含有量も変わります。柿は食物繊維(特に水溶性食物繊維)が豊富だと紹介されることがありますが、実は生柿の水溶性食物繊維量はさほど多くありません。100gあたりの水溶性食物繊維量が生柿0.2gに対し、干し柿1.3gとかなり多くなりますから、便秘の解消や腸内環境を整えたい場合は干し柿の方が向いていると言えるでしょう。
また干し柿にすることで生柿よりもβ-カロテンやクリプトキサンチンが3倍以上に増加します。

しかし干し柿にすることで水分が抜けて栄養価が凝縮される分、同じグラム数あたりのカロリーが高くなり(4~5倍)、干すことによってビタミンCの大半が失われてしまいます。カロリーや糖質が増えるのでダイエット中にはあまりお勧めできません。目的・用途によって使い分ける必要がありますので要注意です。

【柿の葉】

柿の葉寿司や下記の葉茶として利用されている柿の葉は、ビタミンB1・B2・C・Kの含有量が多く、ビタミンCは実の約15倍を含んでいると言われています。柿の葉に含まれるビタミンCは「プロビタミンC」と呼ばれる熱に強く壊れにくいものなので柿の葉茶からでもビタミンCが補給できますよ。

また、柿の葉に含まれるポリフェノールの一種の「アストラガリン」という成分は、抗アレルギー作用があることから、最近は花粉症の予防として注目されています。花粉が飛ぶ前から柿の葉茶を飲んでいると花粉症が緩和・改善されると言われています。

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柿の調理ポイント・注意点

「柿を食べると流産をおこす」と言われるように柿は体を冷やす食べ物です。タンニンが体内で鉄と結合して、鉄分の吸収を阻害するとされており、貧血の症状になることが冷えると言われている原因であると考えられていますので、冷え性の方や貧血気味の方は食べ過ぎに注意しましょう。※1日1~2個食べるくらいでは問題ありません。

渋柿は乾燥させて干し柿にするのが一般的ですが、お湯に付ける(湯抜き)、米ぬかに付ける、りんごと一緒の容器に入れ数日~1週間程度密閉するなどしても渋抜きが出来ます。柔らかくなりすぎてしまったものは凍らせてシャーベットのようにして食べると美味しくいただけます。

柿が効果を発揮する「お悩み」

  • 二日酔いの防止・解消
  • 風邪の予防・抵抗力アップ
  • 老化防止
  • 美肌作り・美白
  • 肌のエイジングケア
  • コレステロール値の低下

効果アップが期待出来る柿の食べ合わせ

  • 柿+ヨーグルト・キウイ・グレープフルーツ
    ⇒美肌効果
  • 柿+レモン
    ⇒美白効果
  • 柿+紅茶・レモン
    ⇒老化防止効果
  • 柿+豆腐・わかめ・カニ
    ⇒肥満防止効果
  • 柿+冬瓜・キュウリ・レタス・カブ
    ⇒利尿効果・血行促進効果

柿活用方法・民間療法

柿と大根で「柿なます」を作って食べると風邪の予防に役立つ。

お酒を飲む前に生の柿を1~2個食べておくと悪酔い防止になるとされる。

果物

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投稿日:2014/08/12 (更新)
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