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【韮】ニラの効果

ニライメージ

  1. ニラとは
    1. ニラの歴史
  2. ニラの栄養・効果
    1. ニラの種類
  3. こんなお悩みにオススメ
  4. 効果をアップを狙える食べ合わせ
  5. ニラの活用・民間療法

ニラとは

餃子やレバニラなど、スタミナ食材としてお馴染みのニラはネギ属の多年草で、寒さや暑さに強く、同じ株から何度も収穫できるうえひとつの株で年に数回収穫できるという生命力が強く栽培しやすい野菜です。北海道から沖縄まで全国的に栽培されており、中国・韓国を始めとしたアジア地域で食されていますが、欧米では好まれていないと言われています。ですが最近は欧米でも和食の1つとしてラーメン&餃子が人気のようですから、今後は変わってくるかもしれませんね。

植物の分類上はネギと近く、一般的に食される緑色の葉ニラは葉葱と同様に緑黄色野菜に分類されます。地域によっては「ニラネギ」「乞食根深(※根深はネギの別名)」などネギの仲間であることがわかる呼び名もありますし、「二文字(ふたもじ)」と呼ばれるのも葱(き)が一文字に対して韮(ニラ)が二文字なのが由来。

ニラの歴史

ニラの原種は東アジア、中国北部~モンゴル辺りに自生していたと考えられており、今から3000年以上前には栽培が行われていたと考えられています。元は2000年以上も前、前漢の時代に書かれれた現存する中国最古の医学書と呼ばれている黄帝内経の「素問」にも「野菜の中で最も体を温める作用が強く、人体を益する。常にこれを食すとよい」と記されており、薬効の高い食物として古くより認められていたことが分かります。

日本にも弥生時代に中国から渡来したと考えられており、ニラが歴史に登場する「古事記」での「賀美良(かみら)」や、「正倉院文書」でのには「彌良(みら)」という記載から、奈良時代には既に知られていた存在であったと言えます。しかし当時のニラは食べ物というよりは薬用食材・薬草であり、食べる場合も薬膳として粥に入れるなどするのが一般的だったようです。
また薬膳に用いられる一方、香りが強いことから精進料理ではニンニクなどと並んで禁葷食(五葷)の1つとして食べることを避けるべき野菜ともされていました。

野菜としてニラの栽培が行われるようになったのは明治時代。北海道や東北などの寒い地方では体が温まり精力がつく野菜として食べられることもありましたが、全国的に見るとニラの独特の強い香りが好まれず普及はしませんでした。ニラの消費を急増させせたのは第二次世界大戦後、食が多様化し中華料理、中でも餃子が普及したことが大きく関わってきます。餃子が外食・家庭料理として定着することでニラの臭みに慣れ、レバニラ・焼肉やもつ鍋など様々なニラ料理も親しまれるようになったと考えられます。

ニラの主な栄養・効果

ニラはβ-カロテンやビタミンA、ビタミンC、食物繊維、カルシウム、リン、鉄などのミネラルが豊富で、カリウムや骨の健康維持に役立つビタミンK、造血作用のある葉酸やクロロフィルなども含んでいます。

【疲労回復・強壮に】

ニラの独特の臭いの元はネギ・玉ねぎと同じ硫化アリル(アリシン)。アリシンはビタミンB1の吸収を促進・ビタミンB1の持続時間を長くするなどの働きが代表的で、それ以外にも強力な抗酸化作用を発揮することから、アンチエイジング効果や抗がん作用、血栓の予防・改善などが期待できます。

ビタミンB1は糖質(炭水化物)のエネルギー代謝を助ける働きをしていますので、吸収促進や維持によってエネルギー生成が活発化=疲労回復に効果を発揮してくれるでしょう。ビタミンB1の不足は慢性疲労感・だるさ・むくみ・手足のしびれなどの肉体面、イライラ・情緒不安定など精神面両方の不調を引き起こすとされている反面、サプリメントなどで過剰摂取してしまうと頭痛や痒みなど副作用を起こす可能性があります。

ニラなどアリシンが含まれている食材とビタミンB1の含まれている食材を合わせて摂取することで、程よく必要な量のビタミンB1を摂取できますし、疲労回復や肉体の強壮、だるさ・イライラの緩和など様々な効果が期待出来るでしょう。アリシンには強い殺菌作用もありますから風邪の予防にも役立ちます。

【冷え性・貧血の改善に】

アリシンにはもう一つ、代表的な作用があります。抗酸化作用が強いアリシンは血液をサラサラにして血栓の予防や血液循環の改善にも役立ってくれます。ニラにはアリシン以外にもクロロフィル(葉緑素)によるコレステロールの抑制や血液サラサラ効果があるとされていますし、毛細血管を拡張して血液を行き渡らせるビタミンEも野菜トップクラスの含有量。これらの成分が相乗して血液・血行改善に役立ってくれます。

またクロロフィルは血液中のヘモグロビンと非常に似た構造をしており、摂取することでヘモグロビン値の上昇が期待出来ます。このことから貧血の予防・改善にも役立つと言われています。ニラ自体も鉄分を含んでいますから貧血の改善に役立ってくれるでしょう。

貧血(血液の不足)やドロドロ血の改善は冷え性や肩こり・腰痛・神経痛などの改善にも繋がります。ニラは薬膳などで「体を温める食材」としてもよく用いられている野菜。冷えからくる生理痛やおりものにも有効とされているのも女性に嬉しいポイントです。エネルギーがきちんと補充されたり、血液によって栄養が行き渡り体が温まることで、精神安定や不眠症の緩和にも効果が期待出来ます。

【便秘の解消に】

「子どもが間違ってクギを飲んだら。ニラを食べさせる」と言われていたくらい強靭な食物繊維は、大腸を活性化して便通を促す“食べる下剤”とも言われるほど。ニラは100g中りの食物繊維料が2.7gと野菜の中では多い部類に属しますトップクラス。特にニラには不溶性食物繊維が多く(100gあたり2.2gが不溶性食物繊維とされる)、不溶性食物繊維は腸の蠕動運動を促して便通を促進してくれますから「食べる下剤」と言われていた由来と考えられます。

昔からニラは整腸作用があると言われていましたが、これは食物繊維が豊富であることのほかにアリシンなどの働きによって血行を促進し、体を温め、胃腸の機能を向上させることも関わってきます。またアリシンの消化液の分泌を促す働きや、ニラなどネギ属の食材は消化器保護作用を持っているという報告もなされています。単に不溶性食物繊維が豊富で便通を促すということではなく、様々な成分が相乗して整腸作用をもたらしていると考えられるでしょう。
ただし不溶性食物繊維は摂取量によっては下痢を起こす可能性がありますので、下痢をしている時にニラを利用するのであれば煮汁などを飲み本体(葉)は食べないようにした方が無難です。

【老化防止・美容面への効果】

ニラはアリシンを筆頭にβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEなど抗酸化力の高い成分を豊富に含んでいます。このため体内からお肌まで酸化による老化を防止してくれます。加えてβ-カロテンやビタミンB群は粘膜や皮膚を保護し健康な状態を維持する作用がありますし、貧血や冷え性の改善はお肌に酸素や栄養素を行き渡らせて代謝を高めターンオーバーを促進してくれます。また胃腸の強壮や便秘の解消も肌荒れの防止につながるでしょう。

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ニラの種類

ニラは緑色の葉の部分を食べる一般的な「葉ニラ」、葉の色が黄色い軟白栽培された「黄ニラ」、花茎とその先の蕾の部分を食べる「花ニラ」の大きく3つに分かれます。

【葉ニラ(青ニラ)】

一般的に食べたれている濃い緑色をした葉状のニラです。上記でご紹介した栄養成分などについては葉ニラを元として記載しています。100gあたりのカロリーは21kcal。他のニラと比べて圧倒的にβ-カロテンの含有量が多く、多くのビタミンやミネラルなどの量も優っています。

【黄ニラ(にらもやし)】

黄ニラは青にらと同じ品種ですが、青ニラを収穫したあとに黒いビニールで光を遮り軟化栽培を行って作られます。その生育方法がもやしに似ているため「にらもやし」と呼ぶこともあります。中華の高級食材として用いられることが多く、香りが淡く上品、味もほのかに甘さがあり淡白めです。

100gあたりのカロリーは18kcal。栄養面では劣るので何らかの健康維持や美容効果を期待して食べるというよりは、風味を楽しむためや、ニラの強い味や香りを押し出したくない時に利用するのが良いでしょう。

【花ニラ】

花ニラは青ニラが成長し、花茎が伸びてその先に蕾をつけた部分を食します。花が咲いてしまったものは食べません。「テンダーポール」や「マルイチポール」などの花ニラ専用品種も登場しています。青ニラよりも香りが弱くシャリシャリとした食感が特徴で、お浸し油炒めなどでよく食されます。元々中華料理の食材として利用されていました。
園芸で親しまれている花ニラ(アイフェイオン)やスイセンなどと間違って食べてしまうことがあるので家庭菜園などで育てている場合は注意が必要です。

100gあたりのカロリーは27kcal。ビタミンやミネラルの大半は葉ニラよりも劣りますが、花ニラの方が葉酸・ビタミンC・食物繊維料が若干多いのが特徴です。

ニラが効果を発揮する「お悩み」

  • 疲労回復・体力増強
  • 便秘・下痢の解消
  • 美肌・アンチエイジング
  • 冷え性の改善
  • 生理痛の緩和
  • 不眠・情緒不安定に

効果アップが期待出来るニラの食べ合わせ

  • ニラ+しょうが・にんにく・味噌
    ⇒冷え性の改善効果
  • ニラ+ゴマ・植物油・大豆・鶏卵
    ⇒老化防止効果
  • ニラ+豚肉・レバー・油揚げ・がんもどき
    ⇒疲労回復効果
  • ニラ+ピーマン・ワサビ・キクラゲ
    ⇒美肌効果

ニラ活用方法・民間療法

ニラの煮汁を飲むと下痢に効くとされている。またニラをすり潰した汁かニラの絞り汁に牛乳を加えて飲むと胃もたれの解消に効果があると言われています。

ニラの絞り汁にザラメやハチミツをいれ、お湯割りにして飲むと生理痛が緩和されると言われている。

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