SlowBeauty

命を頂くことに感謝して、栄養満点のご飯を食べよう

【白菜】はくさいの効果

ハクサイイメージ

  1. 白菜とは
    1. 白菜の歴史
  2. 白菜の栄養・効果
    1. 調理ポイント・注意点
  3. こんなお悩みにオススメ
  4. 効果をアップを狙える食べ合わせ
  5. 白菜の活用・民間療法

白菜とは

寄せ鍋やたらちり鍋など鍋料理の定番材料の白菜は、冬のビタミン不足に欠かせない食材です。クセがなく幅広い料理に利用されますが、主役というよりは名脇役と言ったポジション。西洋のキャベツに対し、東洋を代表する葉野菜が白菜とも言われています。中国では大根、豆腐とともに「養生三宝」といわれ、薬膳や精進料理では体の平安を保つために欠かせない3つの薬食として用いられています。

白菜はアブラナ科の二年生植物、分類上はキャベツブロッコリーの近縁種です。英語で言うと「Chinese cabbage」と習った気がしますが、これは中国野菜諸々を指す場合もあるので日本での白菜を伝えたい場合は「Napa(Nappa) cabbage」という方が早いそうです。「菜っ葉キャベツ」日本人からするとどうなのと思うところもありますが…。現在は欧米でも主にサラダ菜として白菜は食べられています。

白菜の歴史

白菜の原産地は中国北部。7世紀頃にカブ(蕪)とチンゲンサイの様な野菜が自然に交雑し、今の白菜の原形が出来たと考えられています。10世紀頃には栽培が行われるようになり、11世紀頃記された「本草図経」に牛肚菘(ニウトウソン)として記述が見られるようです。当時のものはまだ現在のように卵型ではない半結球性のもので、現在のような結球性ものは16~18世紀頃に登場します。

日本の食卓でお馴染みの白菜ですが、意外なことに日本での歴史は浅く、1875年(明治8年)に始めて日本に入ってきました。しかしこの時は栽培がうまくいかず、採種が出来ずに失敗。明治時代に政府によって白菜の栽培が本格的に導入されるも、やはりほとんどの地域で上手くいかなかったようです。
本格的に白菜が日本で普及し始めたのは日清・日露戦争の後。この戦争の従軍戦士が現地で白菜を食べ、その種子を持ち帰ったものが各地で栽培されたのが普及のきっかけとなるので、20世紀になってから急速に普及した野菜と言えでしょう。

白菜の主な栄養・効果

白菜は栄養価の面でも「名脇役」ポジションの野菜です、ビタミンC・ビタミンB1・B2・B6などのビタミン類、カリウム・カルシウム・マグネシウム・亜鉛などのミネラル分や食物繊維を含んでいます。際立って含有量が多いものはありませんがバランスよく幅広い栄養素を摂取するのに適した食材なのです。この点で見るとキャベツよりもレタスと似ています。

【ダイエットの味方】

白菜は約95%が水分のため、100g中のカロリーはたったの14kcalとかなり低カロリーな食材です。カロリーが低いと言われている野菜類の中でも下から数えられるほど低カロリーで、同じ鍋の具材として利用される長ネギやニラの半分のカロリー数です。GI値も23と非常に低いので血糖値が気になる方や低インシュリンダイエット中の方でも安心です。
まるまる1玉(※800~1000gとして試算)食べてもカロリーは110kcal~140kcalとスナック菓子の袋半分以下のカロリーですから食事とあわせて摂るとカロリーダウンや食べ過ぎ防止に役立ってくれるでしょう。ダイエット中の食事制限で不足しやすい栄養価の補給にもなりますよ。

また白菜には「モリブデン」という必須ミネラルの一つが豊富に含まれています。モリブデンは酵素による糖質や脂質の代謝を助ける働きを担っていると考えられています。不足すると代謝の低下や貧血・疲労感・神経過敏などを引き起こします。大量に必要な栄養素ではありませんし基本的に不足することは少ないのですが、ダイエット中は不足しがちになる栄養素の1つで、代謝にも結びつきますからしっかりと補給しておきたいところですね。
モリブデンは食事などで摂取している程度の量ならば多い分は排出されますが、サプリなどで大量に過剰摂取すると副作用や健康被害を起こすことが指摘されていますから白菜など身近な食材から補給したほうが安全でしょう。

【むくみ・便秘解消】

白菜の栄養素の中で比較的多いものがカリウム。100g中220mgとキャベツよりも若干多めの含有量です。カリウムはナトリウムの排泄を促すことで溜め込んでいた余計な水分を開放してくれます。むくみやすい人、特に味の濃いもの・お弁当やレトルト食品を多く食べる人には特に必要な栄養素です。高血圧の予防にもなりますよ。

含有量自体はさほど多くないものの食物繊維も含まれています。白菜を食べて即便秘解消…とまではいかないものの普段不足している分の食物繊維の補強分としては十分に役立ってくれるでしょう。ぬか漬けやキムチにして食べると栄養価を損なわず、乳酸菌も摂取できるので便秘の解消に効果的だと言われています。

【美肌作りに】

白菜はビタミンCが豊富と言われています。野菜類で見ると中堅的な含有量ですが(19mg/100g)、意外なことにビタミンCが豊富なイメージのある多くの果物よりも含有量は多いのです。りんごや梨の約5倍、ザクロやスイカの約2倍程度の量になります。白菜の方がカロリーや糖分が低いので、肌だけじゃなくスタイル維持にも気を使いたい場合は心強い見方です。

ビタミンCは「抗酸化ビタミン」とも呼ばれ、ストレスや紫外線などから発生する活性酸素から体を守ってくれる代表的なビタミン。抗酸化だけでなくコラーゲンの生成と保持にも必要な成分ですし、メラニン色素の生成に関わるチロシナーゼの働きを阻害することでシミ予防・メラニン色素還元による美白効果などがあるとされている美肌作りに欠かせないビタミン。
白菜にはビタミンCと、これまた含有量自体は多くないものの皮膚や粘膜を丈夫にしてお肌の抵抗力を高めてくれるβ-カロチン(ビタミンA)を含んでいます。お漬物などで手軽に摂取できるのが嬉しいポイントですね。ぬか漬けにするとビタミンB群と乳酸菌が増えるため、更に美肌効果がアップすると言われています。

【がん予防に期待】

白菜は発ガン物質の一つである亜硝酸アミンの吸収とその蓄積を防ぐ作用をする「モリブデン」という微量元素を含んでいることが発表されました。アブラナ科に共通の発ガン物質の活性化を抑制することでガンの発生を抑える効果が研究されている「イソチオシアネート化合物(ジチオールチオニン)」も含まれていることから、白菜のがん予防効果が研究されています。

またアメリカ・バンダービルト大学からは「アブラナ科の野菜をたくさん食べるほど、乳がん患者の生存期間が長かった」という研究報告もなされており、がんの予防だけでななく発生してしまったガンへの抑制効果にも注目が集まっています。

Sponsored Link

白菜の調理ポイント・注意

美白・美肌効果を期待する場合は、ビタミンCが熱で破壊されてしまうため鍋など加熱したものではなく白菜のお漬物(浅漬けやキムチ)やサラダとして食べると良いでしょう。茹でる場合もペタペタになるまで茹でず、歯ごたえが残っている程度の方が無駄なく栄養を吸収できるでしょう。

白菜が効果を発揮する「お悩み」

  • 貧血気味の方に
  • ダイエット中の栄養補給
  • 便秘・むくみ
  • 美肌作りに
  • ストレスが多い方
  • 栄養バランスが気になる方
  • 血糖値が気になる方

効果アップが期待出来る白菜の食べ合わせ

  • 白菜+ごぼう・しいたけ・にんじん
    ⇒肥満防止効果
  • 白菜+豚肉・豆腐・牛乳・ゴマ・植物油
    ⇒美肌効果
  • 白菜+昆布・蕎麦・にんにく・しいたけ
    ⇒血行促進効果

白菜に唐辛子やしょうが・にんにく・魚介を入れて漬け込んだキムチは白菜の最強の食べ合わせと言えるかもしれません。食べ合わせ的に見るとダイエット効果やがん予防効果・むくみ解消効果アップが期待できますし、醗酵の乳酸菌によって便秘の解消効果もアップします。

白菜の活用方法・民間療法

白菜のガーゼでくるんで潰し、絞った汁を噛むように飲むと、酒の毒を消し二日酔いを治す。

便秘でお腹が張っているときに、白菜の株(芯)のところを柔らかくなるまで煮込んだスープを飲むと良い。

 - 野菜 , , ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

  関連記事

PAGE TOP