SlowBeauty

命を頂くことに感謝して、栄養満点のご飯を食べよう

【仙人穀】アマランサスの効果

アマランサスイメージ
  1. アマランサスとは
    1. アマランサスの歴史
  2. アマランサスの効能・効果
    1. キヌアとアマランサスの比較
    2. 調理ポイント・注意点
  3. こんなお悩みにオススメ

アマランサスとは

NASAが認めるスーパーフードのキヌア
が有名になりましたが、アマランサスも同様に栄養価が豊富な「スーパーグレイン(驚異の穀物)」とも呼ばれている擬似穀物。世界保健機構(WHO)ではアマランサスを「未来の食物」と称しており、NASAでも宇宙飛行士の食料として取り入れられたりしていま。栄養価的にもアマランサスはキヌアは甲乙つけがたいほどの高栄養価穀物。

日本では江戸時代くらいから東北で「赤粟(あかあわ)」として栽培されており、秋田県や岩手県産の完全無農薬のアマランサスを購入することができます。国内産が買えるという安心感からも人気が高まっています。青森県の恐山で修行する修行僧たちがアマランサスを食べながら修行していたことから「仙人穀」と呼ばれたという説もありますよ。

ちなみに穀実用や野菜用、観賞用など十種類弱の品種があり、野菜として食される葉の部分もタンパク質含有量が多く「熱帯のホウレンソウ」と言われています。「莧菜(米莧)」という名前で中華料理に使われるようです。日本のスーパーでもアマランサスの葉をおいているところが増えているようです。

アマランサスの歴史

アマランサスの原産地もキヌア同様に南米ペルー。古代インカ帝国で紀元前5000年頃から栽培されており、豆類・トウモロコシと並ぶ貴重な食べ物だったと伝えられています。宗教的な儀式に用いられることもあったようです。
16世紀にスペインによってインカ帝国が征服されると、宗教的にも重要な持っていた食用アマランサスの栽培は禁止されてしまします。
しかし観賞用食物として16世紀にヨーロッパへ伝わり、農耕に適さない地でも栽培が可能であることからインドやネパールなどで栽培が行われるようになります。日本にも江戸時代に観賞用として伝来し、江戸自体末期には東北地方で「赤粟」として小規模ながら栽培が行われていたことも分かっています。

1970年代には、アメリカ科学アカデミーがアマランスやキヌアを将来有望な経済作物としてとりあげ、ごく一部の地域でしか栽培されていなかったアマランサスも再び脚光を集めます。
その栄養価の高さや、グルテンフリーな点、アレルギー反応が少ないことからアトピー性皮膚炎の改善食としての利用など様々な面で注目されヨーロッパやアメリカを中心に健康食として需要が高まっています。

アマランサスの主な栄養効果

アマランサスもキヌア同様に抜群の栄養バランスと、グルテンフリー・低アレルギーな穀物です。
白米の約2倍タンパク質を含有し、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。アマランサスのタンパク質は溶解性が高く、白米の3倍以上消化が良いと言われています。またアマランサスに含まれる油と植物ステロールは悪玉コレステロールや中性脂肪などのコレステロール値を下げる作用があると報告されています。

Sponsored Link

【貧血気味の方・ミネラル補給に】

アマランサスはミネラル含有に優れた穀物で、カルシウム・マグネシウム・リン・鉄分などはキヌアよりも多く含まれています。特に女性が不足しやすい鉄分は100gあたり9.4mgと豊富で、赤血球の合成に必要で貧血緩和に意識的に摂取したい葉酸も130μgと比較的多く含まれています。ちなみに同グラムで比較した場合、鉄分は白米の10倍以上・ホウレンソウの約4.5倍・キヌアと比較しても約2倍の量となります。

ヘモグロビンの原料でる鉄分不足による“鉄欠乏性貧血”が女性の貧血の主な原因であることはよく知られていますが、亜鉛が不足することで赤血球膜の合成がうまく行かずに赤血球が壊れやすくなる“亜鉛欠乏性貧血”が意外に多いということも指摘されています。アマランサスは100gあたり亜鉛含有量も5.8mgと非常に豊富なため、亜鉛不足予防にも役立ってくれるでしょう。

【月経トラブル・妊娠中の栄養補給に】

キヌアは女性ホルモン様物質(フィトエストロゲン)を含んでいます。更年期障害などに効果が期待されている一方で、エストロゲン様物質の過剰摂取は乳がんなどのリスクを高めるとの報告もなされているため、通常の摂取で問題ないと言われていても「妊娠中に食べるのはちょっと不安」「毎食取り入れたい」という方もいらっしゃるかと思います。キヌアよりも若干葉酸含有が劣りますが、アマランサスは妊娠中の方でも葉酸や鉄分・亜鉛など妊娠中に不足しやすい栄養素をより安全に補給できる穀物と言えるでしょう。

アマランサスはキヌアと異なりフィトエストロゲンを含んでいません。そのため直接的な女性ホルモンへの働きかけは期待できませんが、ビタミンB6、亜鉛、マグネシウムなどを含んでいますから間接的にホルモンバランスを整える働きが期待できます。亜鉛は卵子の合成に使われる成分で、不足するとホルモンや卵巣の働きが悪くなり生理不順や不妊症の原因となると考えられていますし、生理前のイライラや気分の落ち込みなどPMS(月経前症候群)の症状がある方は黄体期における血中カルシウム濃度が低い傾向にあることも指摘されています。アマランサスはご飯に混ぜるなどすることで手軽にミネラルが補給できます。

【精神的ストレスの緩和】

アマランサスは100gあたりカルシウムを160mg、マグネシウムを270mg含み、穀類の中では圧倒的にカルシウムとマグネシウムの含有量が豊富です。マグネシウムとカルシウムは合わせて摂取することで抗ストレス・精神安定に役立つという説もあります。またストレスをやわらげる副腎皮質ホルモンの合成・働きを促進させることから「抗ストレスビタミン」とも呼ばれているビタミンB群の一種、パントテン酸も100g中1.69mgと穀類ではずば抜けて多く含んでいます。

そのほかハッピーホルモンと呼ばれるセロトニンや睡眠ホルモンのメラトニンの原料となるトリプトファンも含まれています。アマランサスに含まれているマグネシウムとビタミンB6はセロトニン、ドーパミン、GABAなどの神経伝達物質の生成に関わる栄養素ですから、まとめて摂取できることで利用率向上も期待できます。

カルシウム・マグネシウム・パントテン酸を含む食材として、生薬として精神安定にも用いられているナツメがあります。ナツメはオレアミドという特有の成分を含んでいるため一概には言えませんが、この3つの成分においてはアマランサスのほうが含有量が高く、糖質が少ないこと・主食として利用できることなどから活用性は高いと言えます。ストレスが多いと感じている方、感情のバランスが取れにくいと感じている方は、ストレス耐性を高めるなど精神安定サポートとして摂取してみても良いのではないでしょうか?

PAGE 1 PAGE 2

穀物・豆類 食材の種類別に探す

 - , , , ,

投稿日:2015/03/11 (更新)
by SlowBeauty

関連記事