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【松子仁】松の実の効果

マツノミイメージ

  1. 松の実とは
    1. 松の実の歴史
  2. 松の実の効能・効果
    1. 調理ポイント・注意点
  3. こんなお悩みにオススメ
  4. 効果をアップを狙える食べ合わせ
  5. 松の実の活用・民間療法

松の実とは

松の実は名前そのまま、松の木の実です。松ぼっくりと言われている果実のようなもの(松かさ)の中に入っている種子の胚乳部分のことを指します。ただし日本でお馴染みのクロマツやアカマツの種子は小さいため食用には用いられません。日本食用としてで多く流通しているものは朝鮮五葉松の種子で、そのほか北米のピニョン松、ヨーロッパのイタリア笠松などが代表的な食用種です。
ちなみに松の実は英語ではPine nutやPine seed、イタリア語でpinoliと呼ばれています。中華やイタリアンなど広く松の実は使われていますが、人工的に受粉させて栽培することが難しいため高価な食材です。

中国では、松の実は「1日に3回、毎日食べ続けると仙人になれる」といわれ、くこの実と同じように薬膳でもよく使用されて滋養強壮に欠かせない食材として重宝されてきました。「海松子」・「松子仁」などの名前で漢方薬にも使用されています。温性に分類され、補気養血・潤肺潤腸・潤沢皮膚など効能があると言われています。

中医学的な見解だけではなく、栄養的学にも松の実はアンチエイジング効果・美肌効果が認められています。体をじんわりと温める作用がある松の実は女性におすすめの食材です。近年は有名モデルが取り入れていること・食欲抑制作用が報告されていることなどもありダイエットサポート食材としても注目されていますね。

松の実の歴史

松の木は世界中にあり、約20種の食用に適している松の実があると言われ、ヨーロッパ大陸・中国・朝鮮半島・アメリカ大陸など各地に存在しています。

聖書にも登場していることから西洋での栽培の歴史も古いと推測され、中国でも2000年ほど前に書かれた「列仙伝」に松の実を食べたことで仙人になったなった「屋全(あくぜん)」という人の話が記載されており、こちらも古くから薬効が認められていたことがうかがえます。

現在でも松の実は中国で「長寿果」として珍重されているのだとか。薬膳料理や宮廷料理などに必ずと言って良いほど入っていますね。

松の実の主な栄養・効果

松の実は油脂が豊富に含まれています。油脂といってもてオレイン酸、リノール酸などの不飽和脂肪酸が多いためコレステロールの低下や動脈硬化予防などの効果が得られます。また、ピノレン酸(オクタデカトリエン酸)という五葉松の種子にしか存在しない珍しい脂肪酸も含まれています。

※松の実は100g690kcalと高カロリーなため食べ過ぎには注意が必要です。

【アレルギー・かゆみの緩和に】

近年アレルギーの原因としてオメガ6系の不飽和脂肪酸(リノール酸など)の過剰摂取が問題視されています。適量の摂取であれば問題はないのですが、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取バランス(※一般的に1:4が理想とされる)が崩れることによりアレルギーや炎症が起こりやすくなると考えられています。

松の実に含まれるピノレン酸(オクタデカトリエン酸)はオメガ3系不飽和脂肪酸で、アレルギー・炎症・発熱・血栓などを抑制する働きがあります。ピノレン酸を摂取することでリノール酸などオメガ3系脂肪酸とのバランスを取る・かゆみを引き起こす酵素の働きを抑える働きが期待出来ることから、アレルギーやアトピーの緩和効果などに有効と考えられています。
食用する以外に患部に松の実オイルを塗布する方もいるようです。

【ダイエット・冷え性改善に】

松の実に含まれているピノレン酸(オクタデカトリエン酸)は食欲を抑制するホルモンであるCCK(コレシストキニン)の分泌促進作用があることが報告され、ダエットサプリメント(食欲抑制用)などでも利用されています。

ピノレン酸には赤血球を柔らかくすることで血流改善効果もあります。ピノレン酸以外にも松の実は末梢血管を拡張して血流を促進するビタミンEや代謝を促進するビタミンB群を含んでいますから、食欲の抑制以外に代謝アップにも効果が期待出来ます。食欲を抑えつつ代謝が向上すれば体脂肪・体重減少に繋がりますから、ダイエットに役立つ食材と言えるでしょう。

熱生成量が向上し、熱を届ける血液がしっかりと体内に行き渡るようになりますから、松の実の代謝向上・血行促進作用は冷えの解消に役立つと考えられます。漢方や薬膳でも松の実は温性=体を温める食べ物に属しており、体を温めるのに優れた食材とされています。

【便秘の解消に】

松の実は漢方では「腸を潤し便通をよくする」食材とされ、便秘解消にも役立つ食材と考えられています。

食物繊維が100g中6.9g含まれており、大体一日10gを摂取するとしてもグレープフルーツ100gを食べた際と同等くらいの食物繊維を摂取るつことができます。またオレイン酸などの不飽和脂肪酸は腸内で潤滑油のような働きをして便の移動・排泄をスムーズに行う働きがありますから成分的に見ても「腸を潤し便通を良くする」働きが期待できるでしょう。

【貧血の改善】

松の実は鉄分含有量が100gあたり6.2mgと豊富なことに加え、「陸の牡蠣」とも呼ばれる程の亜鉛を含んでいます(6mg/100g)。貧血というと鉄欠乏性貧血がよく知られていますが、実は亜鉛が不足することによる亜鉛欠乏性貧血もあります。

亜鉛は赤血球膜に必要で、亜鉛不足の場合は赤血球が脆くすぐ壊れてしまう=活動性血球が減少し貧血になるのです。亜鉛と鉄分の両方が摂取できる松の実は貧血の予防・改善に役立ちますし、貧血の改善からも冷え性改善に効果が期待出来ます。

【美肌・美髪に】

松の実に含まれているピノレン酸はアレルギーや炎症を鎮める働きが期待できます。加えてビタミンB群には肌トラブルを防ぎ健康な状態に肌を保つ働きがありますから、肌荒れの予防に効果が期待できるでしょう。

また鉄分や亜鉛による貧血の改善、ビタミンEやピノレン酸による血行促進から、血行不良によるクマ・くすみの改善、肌の新陳代謝を高めターンオーバーの正常化なども期待出来ます。ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれるように抗酸化作用があるため肌の老化防止にも一役買ってくれます。

造血・血行促進作用と豊富な植物性脂肪・たんぱく質が含まれていることから、松の実は美しい髪を作るためにも役立ちます。亜鉛には薄毛の原因となる男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の働きを抑制する効果があることも分かっていますから美髪だけではなく抜け毛予防も期待できそうです。

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松の実調理ポイント・注意

松の実は酸化してしまうのが早いため、冷蔵庫に入れるか、使い切れない場合は冷凍保存しましょう。

※過剰摂取すると高カロリーですし、血栓やガンの発生率を高める危険もあります。食べ過ぎないようにしましょう。

松の実が効果を発揮する「お悩み」

  • 老化防止(アンチエイジング)
  • 美肌作り
  • 美髪作り・抜け毛防止
  • 冷え性の改善(血行促進)
  • 貧血の予防改善
  • 滋養強壮
  • 生活習慣病の予防

効果アップが期待出来る松の実の食べ合わせ

  • 松の実+かぼちゃ・豆苗・モロヘイヤ
    ⇒アンチエイジング・美肌効果
  • 松の実+胡麻・生姜・小豆
    ⇒冷え性の改善効果(血行促進)
  • 松の実+紫蘇・レーズン・胡麻
    ⇒抗アレルギー作用
  • 松の実+鶏肉・くるみ・米
    ⇒滋養強壮

松の実活用方法・民間療法

松の実とくるみをすり潰し、ハチミツで和えたものを食後に湯で溶かして飲むと空咳を止めると言われている。

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