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【甘藍】キャベツの栄養・効果

キャベツイメージ
  1. キャベツとは
    1. キャベツの歴史
    2. こんな方にオススメ
  2. キャベツの栄養・効果
  3. 選び方・食べ方・注意点
    1. 効果をアップを狙える食べ合わせ
  4. キャベツの民間療法

キャベツとは

生でサラダにしてそのままでも、煮込んでも焼いても漬けても美味しく食べられるキャベツ。とんかつの付け合せとして欠かせない、という方も多いのではないでしょうか。スーパーなどでは一年中ある定番の野菜ですし、和食・洋食・中華・エスニックなど料理のジャンルを問わず幅広く使える便利な食材でもありますね。またダイエットのカサ増し用にはよく使われていたものの栄養面で注目されることは少なかったかと思いますが、近年はイソチオシアネートを含みがん予防に役立つのではと報じられたことや、グリーンスムージの流行などもあり健康や美容のために取り入れているという方も増えているようです。

キャベツはアブラナ科の野菜で、植物としては多年草ですが栽培上は一年生植物とされています。小さいお子さんがよくレタスとキャベツを間違えますが、レタスはキク科と植物学の分類上はかなり離れた植物になります。レタスよりも外見は遠く感じがちな白菜と同属になり、そのほかカリフラワーやブロッコリー・ケールなども近縁種となります。
キャベツという呼び名はラテン語で頭を意味する「caput」が語源とされています。これがフランスで「caboche」になり、英語「Cabbage」へと変化していったのだとか。お菓子のシュークリーム(chou à la crème)も、皮の形がキャベツに似ていることから“クリーム入りのキャベツ”という意味で付けられたと言われています。

キャベツの品種は60種類あると言われていますが、収穫時期によって大きく春キャベツ・夏キャベツ・冬キャベツの3つに分けられています。冬キャベツは“寒玉キャベツ”とも呼ばるもので流通が多く、キャベツとしてイメージする方が最も多いタイプとも言われています。形は扁平な楕円形で葉がしっかりと結球していること・葉が白っぽいのが特徴です。
春キャベツは“新キャベツ”とも呼ばれ葉の巻きが緩く水分が置いのが特徴で、葉も柔らかめで甘みがあるのでサラダなど生食用に適しています。夏キャベツは長野県や群馬県などの高原で栽培されることから別名“高原キャベツ”とも呼ばれ、寒玉と春玉の中間的な形状・食感です。そのほかアントシアニンを含む紫キャベツ、栄養価の高さが注目される芽キャベツなどもあります。

ところでキャベツというと語源が「頭」と言われていますし、日本でも古くは中国から伝わった甘藍もしくは「玉菜(たまな)」と呼んでいました。この命名も丸く玉のような形状であったためと言われています。現代でもキャベツというとボールの様な形のイメージが強いですが、芽キャベツとケールの交配種で甘みの強いプチヴェールなど結球しないも種類もあります。

キャベツの歴史

キャベツの原産地はヨーロッパ、南西に位置するイベリア半島と考えられています。キャベツの原種というのは葉キャベツやケールのような結球しないタイプではありましたが、歴史は古く4000年以上あるとされており、紀元前の古代ギリシャや古代ローマでは既に栽培されていたと考えられています。当時は食事というよりは胃腸の調子を整える薬草・健康食材という位置付けだったようで、数学者・哲学者のピタゴラスは、「元気と落ち着いた気分を保つ野菜」と記しています。お酒を飲む前にキャベツを摂取するという文化も既にあったんだとか。

9世紀頃には野菜としての利用や栽培が広がり、12~13世紀頃には現在私たちがイメージする丸いキャベツに近いものが品種改良によって作られるようになります。またその頃には恋人たちの恋占いに使われるようになっえり、ヨーロッパでコウノトリが運んでくる説と2分される有名な言い伝えは「赤ちゃんはキャベツ畑からやってくる」も生まれていたようです。
アメリカ大陸の存在が知られ、人々が移住するようになると育つのが早かったことや、可食部分が多いことなどからアメリカでのキャベツ栽培も広く行われるようになります。現在のような柔らかさのあるキャベツはアメリカで品種改良されたものが基盤になっています。

ヨーロッパでは古くから食されてきたキャベツですが、日本に渡来したのは江戸時代後期。と言っても当時は観賞用や外国人居留地用として栽培される程度で、一般庶民は口にすることはなかったようです。明治中期には北海道で試験栽培が行われ、寒冷地でも生育することから東北地方などでも栽培が行われるようになります。
さほど洋食が定着していなかった時代にキャベツを広めたのが「とんかつ」。東京の洋食店がトンカツ(カツレツ)にキャベツの千切りを添えたところ評判となって、トンカツとセットの存在として知られるようになり、戦後食の洋食化が進むとサラダ・添え物・炒め物・ロールキャベツにと家庭でも広く利用されるようになりました。

キャベツはこんな方にオススメ

  • 胃の調子が悪い方
  • 胃潰瘍を予防したい方
  • ストレス性の胃痛に
  • ストレス耐性アップに
  • 疲労・疲労感軽減に
  • ダイエットのサポート
  • 便秘予防・改善に
  • 免疫力アップ・風邪予防
  • アレルギーの軽減に
  • アンチエイジングに
  • シミ予防・紫外線ケアに

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キャベツの主な栄養・期待される効果

キャベツは100gあたり23kcalと低カロリーながら、ビタミンCやビタミンK・葉酸などのビタミン類が豊富で、カリウムなどのミネラル類や食物繊維もバランス良く含んでいます。そのほかに代表成分とも呼べるキャベジン(ビタミンU)・アブラナ科に共通のイソチオシアネート化合物(ジチオールチオニン)なども含み、美容・健康面両方のサポートに役立つと考えられています。

【胃の健康維持に】

キャベツに含まれている成分の代表とも言えるのが「キャベジン」。名前の通りキャベツから発見された成分で、化学名は塩化メチルメチオニンスルホニウム(S-メチルメチオニン)と言います。胃痛や胃もたれケアで有名な市販薬の商品名などでも耳にしたことがある成分ですね。別名ビタミンUとも呼ばれていますが、ハッキリとした欠乏症状などがないためビタミン様作用物質という扱いです。

キャベジン(ビタミンU)は抗腫瘍物質として発見された成分で、胃酸の分泌を抑えて胃腸の粘膜を健康に保つ働き・胃腸の粘膜を修復するタンパク質の合成を促す働きがあります。そのほか粘膜への血流促進作用などもあると考えられており、胃潰瘍や十二指腸潰傷の予防、胃痛の軽減への効果が期待されています。またキャベツに含まれているイソチオシアネートにもピロリ菌や大腸菌などへの殺菌効果があると考えられています。医薬品のように作用が明確ではありませんが、胃潰瘍や胃痛で悩む人が毎日3枚キャベツを食べたところ数週間で改善・治癒したという報告もされており、キャベツを食べることで胃の健康維持効果が期待されています。

【ストレス軽減・疲労回復】

キャベツは100gあたり41mgとビタミンCを多く含む野菜です。生のまま食べることに抵抗が少ない野菜でもありますから、ビタミンCを損失せずにしっかりと補給しやすい存在でもありますね。ビタミンCはストレスによって分泌される抗ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン)の合成に必要であり、精神的なものだけではなく紫外線や喫煙・疲労など様々な“ストレス”によって大量に消費されることが分かっています。このためしっかりとビタミンCを摂ることでストレス抵抗性を高め、ストレスによる心や身体の不調を起こしにくくなると期待されています。キャベジンによる胃粘膜保護作用もありますから、ストレス性の胃痛などがある方にも適していると考えられます。

また抗ストレスホルモンを分泌している副腎の機能低下=副腎疲労は、疲労や倦怠感の原因となるのではないかという説もあります。ビタミンCは副腎疲労回復にも役立つと考えられていますし、体に必要なミネラルの吸収を高める・血流を整えるなどの働きにも関わっています。ストレス耐性向上と共に、こうした働きかけによって肉体・精神両方の疲労もしくは疲労感を軽減する働きも期待されています。

[マン肥料は、抗ます通過を改善するため]

かつて医師が推奨するダイエットとして「食前キャベツダイエット」が話題となりました。キャベツ1/6~1/4個(大体100~200g)を5cm角にざく切りにして食べることで満腹感が増して食べ過ぎ防止になるというもので、極端な食事制限がない分体の不調やリバウンドを起こしにくいダイエット法です。大根と同様に代謝を活発にする働きが期待されるイソチオシアネートも含まれていますし、噛むことによる満腹中枢の刺激にもなるので、ダイエットをサポートしてくれる存在としては心強いでしょう。

キャベツの食物繊維量は100gあたり1.8gと野菜の中でさほど多くはありませんが、普段の食事で不足している分を補うのには役立つと考えられます。食べた後は食物繊維が水分を吸って膨らんでくれるので、満腹感の維持という点でもダイエットに適しています。食物繊維の摂取は便通にも繋がりますし、豊富に含まれているビタミンCにも乳酸菌のエサになり腸内フローラのバランスを整える・ストレスを軽減することで胃腸の調子を整えるなどの働きが期待できます。食物繊維と相乗して便通を促す働きも期待できるでしょう。

[上向き]免疫

キャベツに豊富に含まれているビタミンCは免疫力を高める働きも持っています。抗ウイルス作用を持つタンパク質インターフェロンの分泌促進作用・ビタミンCそのものが外敵と戦う働きも持つとされていますし、間接的な働きとしてコラーゲン生成促進によるウイルス侵入抑制・腸内フローラ改善による免疫力向上・抗酸化作用による免疫力低下予防なども考えられます。

これらの働きからビタミンCは免疫力を高めて風邪予防などに役立つと考えられています。また抗ヒスタミン作用によりアレルギーを軽減する働きも報告されています。キャベツに含まれているキャベジンにもアレルギーを引き起こすゲニンとなるヒスタミンの遊離を抑制する働きが・イソチオシアネートにもアレルギー抑制効果が報告されていますから、ビタミンCと合わせて花粉症などのアレルギー炎症緩和にも効果が期待されています。

【美容面への働き】

キャベツに豊富に含まれているビタミンCは抗酸化作用やコラーゲン生成作用があり、美肌作りのベースとしても意識的に取り入れられることが多い存在です。ビタミンC含有量が多いことに加えイソチオシアネートにも抗酸化作用がありますから、肌老化予防や内側からの紫外線対策に役立ってくれると考えられます。ちなみにキャベツにはビタミンCと合わせて摂取することで相乗効果を発揮するビタミンEやβ-カロテンも含まれてはいるものの、含有量は微量です。緑黄色野菜などと組み合わせるとアンチエイジングや美肌作りには効果的でしょう。

※キャベツに含まれるボロン(ホウ素)がエストロゲン分泌を高める・濃度を濃くすることでバストアップや美肌作りに役立つという説もありますが、実際のところ紹介されているアメリカ農務省の実験報告は「50代の女性にボロンと投与した結果、エストロゲンとビタミンDが増加」というもので、それが閉経前の女性に作用するのか・バストアップや美肌に繋がるのかは不明です。

キャベツの選び方・食べ方・注意点

キャベツに含まれるビタミンCやビタミンUなどの有効成分は熱に弱く水に溶けやすいという性質を持っています。そのため生食が望ましいですが、スープなどにしてかさを減らし食べる量を増やす、汁に溶け出した栄養素まで摂取するなどしても栄養素を無駄なく摂取できます。また外側の色が濃い葉にはβ-カロテンが多く含まれています。炒め物などに利用する硬い葉も食べやすくなりますし、脂溶性のβ-カロテンの吸収率もアップしますよ。

ダイエット・便秘解消の目的の場合であっても、キャベツだけを食べていても食物繊維量としては不足する可能性が高いです。ほかの食材とバランスよく組み合わせるようにしましょう。

キャベツのオススメ食べ合わせ

  • キャベツ+豚肉・鮭・レモン・オレンジ
    ⇒美肌作りに
  • キャベツ+カボチャ・アーモンド・シメジ
    ⇒老化予防に
  • キャベツ+カシューナッツ・タラコ・味噌
    ⇒ストレス軽減に
  • キャベツ+トマト・昆布・シジミ・レモン
    ⇒血行促進に
  • キャベツ+米・おから・ローリエ・胡椒
    ⇒胃腸サポートに
  • キャベツ+ナツメ・舞茸・カツオ・ゴマ
    ⇒疲労・体力回復に

キャベツの民間療法

胸焼け・胃もたれ・ゲップがひどい時に、キャベツを潰した汁を絞って飲むと効果がある言われています。

乳腺炎を起こしかけの時(なんとなく重いなぁと感じる時)に冷やしたキャベツの葉で湿布をすると、冷やしすぎずに良い具合に冷やせるらしい。

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投稿日:2014/08/03 (更新)
by SlowBeauty

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